「アイスバブル」の正体は...!?

02/10 17:00
・奥が深いなぁ、ワカサギ釣り

ここは標高1,350メートルにある群馬・赤城大沼。
氷上でのワカサギ釣りができる関東でも数少ない場所だ。
凍った湖面を朝日が照らす前の午前7時、釣り人たちは漁具を積み込んだテント付きのソリを滑らせて各々のポイントに散っていく。

ガリガリガリ...。氷を削るドリルの音が辺りに響き渡る。
これから始まる人とワカサギの対決の開始を告げるゴングにも聞こえた。

赤城大沼のワカサギ釣りは「日本一難しい」と言われている。
標高1,350mの釣り場は水温が低いため、魚の活性が悪い。
そのうえ、餌となるプランクトンが豊富なことから、釣り糸を垂らしてもエサへの食いつきが悪い。
魚を誘うさお先の動きが勝負。
ここは釣り人の腕の見せどころだ。
1mmほどの繊細なアタリを指先で感じ釣り上げていく。
氷点下の空気に包まれながら、素肌で感覚を研ぎ澄ます。
入れ食いのシーンを思い描いていた私たちの期待を裏切るかのような現実。
それこそが自然相手に撮影する難しさであり楽しさであろう。

・暖冬が心配されたが...

ワカサギ釣りの解禁日は、湖面に張る氷の厚さで決められる。
今季は、12月20日過ぎても赤城大沼は一度も凍らなかった。
解禁日が遅れるのではないかと心配されたが、12月29日に待望の寒波到来。
年の瀬に木枯らしが吹き、赤城大沼の水温が下がり、年明け一転して無風状態となったことから氷が張る条件が一気に整った。
立ち入りが安全な厚さに氷が成長するのを待って、奇跡的に例年並みの1月11日に解禁となった。

・アイスバブルとの貴重な出会い

「アイスバブル」という関東地方では珍しい自然現象も撮影することができた。
アイスバブルは、雪が積もると見えなくなる。
地元の人によれば、今年のようにはっきりと
確認できるのは17、18年ぶりだという。
湖底から出てくるメタンガスなどの気泡が急激に冷え固まった氷に閉じ込められたもの。大小さまざまな気泡が氷をキャンパスにして幻想的な光景を作り出していた。
ツルツルになった湖面は地元で「油氷(あぶらごおり)」と呼ばれている。
透明度が高く、非常に滑りやすいため、足回りにアイゼンを装着するなど安全対策は必須だ。
取材した日も多くのカメラマンがシャッターを切っていた。
大沼への立ち入りは釣り同様、日中時間帯に制限されているので事前に確認していただきたい。

(フジテレビ取材撮影部:赤松伴明、岸下怜史)

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