ベネズエラ混乱 背後に大国の思惑 欧州各国が暫定大統領承認

02/06 00:47
緊迫するベネズエラ情勢。
国際社会が2つに割れている。

大統領退陣を求めるデモ隊と警官隊が激しく衝突する、南米ベネズエラの首都カラカス。

混乱が続くベネズエラをめぐり、EU(ヨーロッパ連合)の主要19カ国は4日、現在のマドゥロ大統領に代わり、野党指導者のグアイド国会議長を暫定大統領として承認すると発表。

中南米諸国とカナダをあわせた14カ国からなる「リマグループ」も緊急会合を開き、11カ国が、グアイド氏支持を表明した。

一体、ベネズエラでは、何が起きているのか。

ベネズエラは、世界有数の産油国だが、2014年以降、原油価格の下落で通貨が暴落。

鶏1羽に札束が山と積まれるインフレとなるなど、経済が混乱。

マドゥロ大統領は2018年5月、2期目を目指し、野党候補を排除した形で大統領選を強行。

再選されたが、欧米からは批判を浴びた。

こうした中、独裁政権を批判する国会の議長のグアイド氏が、暫定大統領を宣言し、トランプ氏は、早々と支持を表明。

マドゥロ政権に対して、財政収入の基盤となる国営石油会社への制裁を行うなど圧力を強めた。

しかし、マドゥロ大統領は、グアイド氏の自宅を家宅捜索したほか、アメリカとの断交を宣言するなど、一触即発の状況が続いている。

混迷を深める背景について、フジテレビの風間晋解説委員は、世界有数の産油国であるベネズエラをめぐって、影響力拡大を図ろうとする2つの国の存在が大きいと指摘する。

フジテレビ・風間晋解説委員
「中国やロシアが、そのベネズエラを支援、支持している。このベネズエラを足がかりにして、アメリカの裏庭に自分たちの影響力を拡大させたい。アメリカとしては、中南米地域に中国やロシアの影響力の拡大っていう、この状況は、現在のベネズエラの混乱をいい契機として、終止符を打ちたい」

大国の思惑が交錯する中、グアイド氏支持は、ヨーロッパや中南米で広がっており、マドゥロ大統領に対する圧力が強まっている。

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