スポーツビジネス “第3の収益”革命とは

01/29 00:19
「αism」。

狙ったのは、新たな収益源の確保。

スポーツビジネスの常識を打ち破る挑戦が始まった。

ライブのような演出、その中心には「B.LEAGUE」の文字。

次世代型のスポーツ観戦スタイルが作り出す、新たな収益源とは。

人気選手が集い、華麗なプレーでファンを魅了したバスケットのプロリーグ「Bリーグ」のオールスターゲーム。

その試合会場となった富山市から、およそ260km離れた東京・港区のライブホール。

ここで、ある試みが行われていた。

フルハイビジョン番組の16倍もの解像度の8K映像のワイドスクリーン。

さらに、光と音の演出で客を盛り上げていたのは、現役選手も参加する「B.LIVE in TOKYO」と題した次世代型ライブビューイング。

ハーフタイムには、クラブチームのチアガールが盛り上げ、富山の現地会場と中継をつなぐなど、エンターテインメント性を重視している。

今回、この新たなスポーツ観戦の形を作り上げた背景には、これまでのスポーツビジネスの常識を打ち破る、ある狙いがあった。

B.LEAGUE・葦原一正常務理事
「一番大きなポイントは、第3の収益源を作ることにあります」

一般的に、プロスポーツチームの主な収入は、チケットやグッズの売り上げ、放映権。

中でも、このチケット収入に注目すると、Bリーグの場合、ホームゲームが30試合、アウェーゲームが30試合の合計60試合あるが、クラブチームが実際に収入を得るのは、ホーム開催時のみ。

そこで。

葦原常務理事
「アウェーのときに、こういったアリーナやその周辺でたくさん人を集めて、こういった観戦スタイルが根づけば、新たな収益源になると考えている」

アウェーのときも、ライブビューイングを実施。

そのチケット収入を、第3の収益源として確保しようという。

今回のイベントのチケットは、1枚4,000円。

決して安くはない金額だが。

B.LIVEに訪れたファン
「最高です。臨場感が味わえるんで。会場にいる気分みたいな」
「(値段が4,000円って、割と高いと思うが?)いやいやいや。それ以上の価値ある」
「音も演出も、一体感があって、楽しかった」

ライブビューイングでしかできない価値を提供することで、この日は会場をほぼ埋め尽くす926人のファンが集まった。

実は、この第3の収益源戦略は、日本特有のある文化が、成功の鍵を握っているという。

葦原常務理事
「応援団文化というものが、根底にあると思います。スポーツでは、応援団というものが日本にはあるが、アメリカにはない。運動会も日本特有の文化で、『赤組エイエイオー』、『白組エイエイオー』で、みんなで一緒に応援すると、小さい時から体験しているので、とにかく、みんなで一緒になって騒ぎたい、応援したい潜在的なニーズがある」

第3の収益源確保のためのプラットホームを構築したBリーグ。

葦原常務理事
「新しいことをやらないと、成長率は止まっていくと思います。今までの日本のスポーツビジネスで、当たり前だった考えをいったん壊して、とにかくチャレンジしていきたい」

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