首相演説で「韓国スルー」 関係悪化で“最小限”

01/28 20:24
28日にスタートした通常国会。
日韓関係が悪化する中、安倍首相の施政方針演説にも、ある変化が。

これまで触れていた、韓国との2国間の関係についての言及が消えた。

平成最後となる、通常国会の開会式へと向かわれる天皇陛下。

即位以来、82回目となる開会のお言葉を述べられた。

天皇陛下
「国会が、国民生活の安定と向上、世界の平和と繁栄のため、長年にわたり、たゆみない努力を続けていることを、うれしく思います」

平成国会、最初のお言葉は、1989年(平成元年)2月10日。

天皇陛下
「ここに、国会が国権の最高の機関として、その使命を十分遂行することを、切に希望します」

このお言葉から30年がたち、28日、陛下はお言葉を終えて階段を下りると、足を止め、三方に一礼し、国会をあとにされた。

その様子を、最前列で見ていた安倍首相。

午後2時から行った、2019年の政府の方針を示す施政方針演説でも、「ポスト平成」を強く意識していた。

安倍首相
「平成のその先の時代に向かって、日本の明日を切り開く。皆さん、共に、その責任を果たしていこうではありませんか」

「平成のその先の時代」と7回も発言し、少子高齢化の克服など、今後の政権運営への決意を強調した。

一方、関係が悪化している韓国については、「米国や韓国をはじめ、国際社会と緊密に連携してまいります」と、一言、国名を挙げただけ。

2014年、安倍首相は「韓国は、基本的な価値や利益を共有する、最も重要な隣国」と述べていた。

第2次安倍政権発足直後、韓国について、「基本的価値と利益を共有する」と位置づけてきた安倍首相。

しかし、2014年10月、当時の朴槿惠(パク・クネ)大統領の名誉を傷つけたとして、産経新聞の元ソウル支局長が在宅起訴されると、2015年は「韓国は最も重要な隣国です」との表現に変更。

文在寅(ムン・ジェイン)政権となった2018年の演説では、「重要な隣国」の表現も消えた。

そして2019年、もはや韓国への言及は、中国や北朝鮮と比べても、最小限に。
韓国スルーともとれる演説に、首相周辺からは「今は、向こう(韓国)が信頼関係を壊している。大人の対応をする必要なんてない」との声も。

そして、焦点となっている勤労統計の不正調査については、「国民の皆さまにおわび申し上げます。統計の信頼回復に向け、徹底した検証を行ってまいります」と陳謝。

立憲民主・枝野代表は、「全貌解明や再発防止に向けた具体的な話は、全くなかった」と述べた。

野党6党派は28日、党首会談を開き、安倍政権打倒を目指す方針を確認。

29日から激しい論戦となるとみられる。

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