「ゾフルーザ効かない」ウイルス 全国で警報レベル

01/25 19:57
インフルエンザ流行が続く中、注目の新薬「ゾフルーザ」が効かないウイルスが見つかった。

厚生労働省は25日、1月20日までの1週間で、インフルエンザの患者の数が、前の週よりおよそ50万人増え、推計およそ213万人にのぼったと発表。

今シーズンで初めて、全都道府県で警報レベルを超えた。

小学校などを中心に、前の週のおよそ10倍、6,274の施設で学級閉鎖や休校が相次ぐ中、注目を集めているのがインフルエンザ治療の新薬「ゾフルーザ」。

タミフルなど従来のインフルエンザ薬が、細胞内で増殖したウイルスの拡散を抑えるのに対し、細胞内のウイルスの増殖自体を抑え、1回の服用で治療が終了するゾフルーザ。

ところが、国立感染症研究所は24日、インフルエンザに感染した子どもの患者にゾフルーザを投与したところ、耐性変異ウイルスが検出されたと発表した。

感染症にくわしい専門家は。

川崎市健康安全研究所・岡部信彦所長は「ゾフルーザに耐性の遺伝子を持ったインフルエンザウイルスがいた。薬(ゾフルーザ)の効きにくいインフルエンザウイルスが検出された」と話した。

国立感染症研究所によると、臨床試験の段階でゾフルーザを服用した12歳未満の子どものうち、耐性ウイルスが検出されたのは、23.4%と高い割合だったことが指摘されていた。

川崎市健康安全研究所・岡部信彦所長は「ただちにこれでゾフルーザがだめだとか、インフルエンザウイルス薬はもうだめだというところには結びついていかないので、慎重な継続調査が必要である」と話した。

国立感染症研究所は、引き続き、耐性ウイルスの監視を進め、速やかに情報提供を行っていくとしている。

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