広がる「職場コンシェルジュ」の狙い 仕事のプライベートの充実

01/25 01:52
社員のプライベートをサポートする。

コンシェルジュ
「お料理とかは、どういったジャンルがよろしいとかございますか?」

利用者
「50代くらいのおじさん、おばさんが好むような、和食のほうがいいのかな」

利用者の男性は、同窓会の会場についての相談中だが、実はここオフィスの中。

これは、大手広告代理店の電通が、従業員向けに導入した新しいサポートサービス「Your Concierge」。

ベンチャー企業の「TPO」と提携して、2019年からスタートした。

企業内にコンシェルジュを常駐させ、従業員の仕事やプライベートにおける、さまざまな要望に応えるというもの。

例えば、「同窓会のお店を探してほしい」というリクエストの場合、コンシェルジュが別のオフィスにいるスタッフにリサーチを依頼。

数日で依頼に応える提案を行う。

利用者は「日常多忙で、なかなか考える時間がなくて、お店の予約とかもする時間もないという中で、会社がこういうサービスを社として導入してくれたということなので、大変助かると思います」と話した。

そのほかにも、上京する両親と行ける観光スポットの提案や、友人と会うためのレストラン探しなど、相談は多岐にわたる。

電通では、こうした従業員からの相談を、1日平均30件近く受けているという。

電通・湯川朋彦厚生業務部長は「ちょっとした抱えていること、心配事であったり、やんなきゃいけない、やんなきゃいけないと思っていることを、お願いしたということで、すごく安心して、仕事に取り組めるってこともあると思いますし。社員1人ひとりの生活の充実っていうことが、少しずつ実現できてるんじゃないかなと」と述べた。

生みの親である、TPOのマニヤン麻里子代表取締役がこのサービスを始めたのは、自身の忙しかった会社員生活がきっかけだという。

マニヤン麻里子代表取締役は「もともとは、わたし自身、金融機関で会社員としてフルタイムで働いていまして、一人でもいいので、家の外で頼れる人がいたらいいなという思いがありまして、その思いを募らせて、このサービスを作ってみようと思いました」と述べた。

さまざまな働き方改革が進む中、プライベートと仕事を充実させてくれる、企業内でのコンシェルジュサービスは、今後、広がっていくとみられる。

働く人は、どんなときに利用したいか、街で聞いた。

流通関係(20代)
「家族と旅行行くとき、使ってみたいですよね。プライベートがより一層、豊かになれば、仕事でも、その気持ちを持って働けると思います」

教育関係(30代)
「(職場で)飲みに行くとなったら、下手なお店は用意できないので、そういうのでサクッと、いいお店とか紹介してくれたら。(プライベートのことで利用したい?)それは多分、自分でやってしまうと思う。仕事とプライベートは分けるほうなので」


情報サービス(40代)
「子どもが風邪をひいたときに、病院に連れて行ってくれるとか、それは非常に助かりますね。(個人情報を知られることは抵抗ない?)プライベートが明らかになって、嫌な部分に関しては、頼まなくなるでしょうし、使える範囲でお願いするとは思いますけど」

サービス業(20代)
「仕事の都合によっては、銀行が開いている時間の中で、窓口に行けないということもあったりしたので、そういう部分を(お願いしたい)。利便性みたいなところっていうのは、各会社ごとによって、傾向が出ると思うので、会社ごとに適したコンシェルジュを作れたら、理想かもしれないですね」

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