生きて帰るため“登頂断念” 三浦氏「86歳の限界」

01/21 18:29
南米最高峰への登頂を断念。
三浦雄一郎さん(86)、決断の背景は。

三浦雄一郎さんは、「僕自身、大丈夫だと、頂上まで行ける自信はありましたけども、やはり周りで見ての状況、(主治医の)判断ということで、僕もそれに従うということにしました」と話した。

登山家で、プロスキーヤーの三浦雄一郎さんが21日、挑戦していた南米大陸最高峰「アコンカグア」への登頂を断念したことを発表。

その理由について、チームドクターの大城和恵さんは、「この標高は、生物学的には86歳の限界です。生きて帰るために、きょう、このまま下りる判断をしました」と話した。

86歳の三浦さんが目指したのは、アルゼンチンにある標高6,960メートルのアコンカグアの登頂。

1月2日に、日本を出発した三浦さん。

遠征11日目となる現地時間18日朝に、ヘリコプターで標高5,580メートルまで移動。
そこから登山を開始し、およそ6時間かけ、標高6,000メートル地点に到着。

960メートル先の頂上を目指し、準備を整えていたが、天候不順のため、2日間、出発を見合わせていた。

しかし、チームドクターの大城さんは、心不全を起こす危険があると判断。
“生きて帰るための決断”となった。

日本登山医学会の理事を務める信州大学の花岡正幸教授は、「(標高)6,000メートルは若い方、健康な方が登ったとしても、何らかの障害が生じ得る危険な高度。三浦さんは心臓に持病を抱えているのが、1つの要因になったと思う。6,000メートル以上の標高に2日滞在するということは、かなり心臓に負担がかかって、心不全のリスクが高まる」と話した。

不整脈を抱え、心臓には肥大があり、これまでの手術歴が7回を数える三浦さん。

酸素が薄く、心臓に負担がかかる標高6,000メートルに、2日間とどまることになったことが、登頂断念の最大の理由ではと分析する。

チームドクター・大城さんが「ここまで本当によく頑張られたと思います。それだけでも素晴らしい記録だと思います」と絶賛した、三浦さんの挑戦。

再び、彼の雄姿が見られるのか。
86歳の今後が注目される。

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