イスラム自治政府のもとに入るか? 比・ミンダナオ島住民の選択は

01/21 13:08
フィリピン南部のミンダナオ島では、21日朝から、イスラム自治政府への参加を問う住民投票が行われています。

ミンダナオ島では、40年以上にわたって、イスラム武装組織が独立を求めて闘争を繰り広げてきました。

そこで、この島出身のドゥテルテ大統領が提案したのが、イスラム自治政府の容認です。

しかし、この和平に水を差しているのが、「イスラム国」の台頭です。

島の現状を取材しました。


ミンダナオ島で独立を求めてきた、イスラム武装勢力「MILF(モロ・イスラム解放戦線)」。

2018年、フィリピン政府が正式に自治を認めることで、武装解除に合意した。

和平が進んでいるかのように見えるミンダナオ島だが、その一方で、深刻な事態も起きている。
「イスラム国」の台頭。

2018年、年の瀬でにぎわうショッピングモールの前で爆弾テロが起きた。

軍は、「イスラム国」による犯行と断定している。

ほかにも、島の各地でテロが発生。
MILFの思惑とは裏腹に、自治では満足しない「イスラム国」が、テロ活動を活発化させている。

元「イスラム国」の戦闘員が、その背景を語った。

元「イスラム国」戦闘員は、「戦闘員はジハードに従うよう言われ、組織から給料をもらっている」と語った。

現在、島には戒厳令が敷かれている。

軍のパトロールに同行すると、夜間外出禁止令中は、道路には、車や人通りが一切なくなる。
そして軍が展開し、厳重な警戒体制が敷かれている。

日本政府は、4万人以上いるMILFの兵士が安定した職を得て生活できるよう、農業技術の支援などを行い、和平への協力を続けている。

しかし、「イスラム国」に共鳴する地元の人や、外国人戦闘員の流入は、あとを絶たない。

自治政府の樹立と並行して、イスラム過激派の台頭をどう抑えむか。
島の未来が大きな転換点を迎えている。

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