下院敗北も「今夜は大成功」 “ねじれ”逆手の戦略?

11/07 19:32
アメリカ中間選挙は、民主党が下院を奪還した。
上院と下院でねじれが生じるが、「今夜は大成功を収めた」と、相変わらずの強気のトランプ大統領。

2年後の大統領選を見据えた、次の一手とは。

アメリカ第一主義を掲げるトランプ大統領にとって、初めての「信任投票」となる中間選挙。

上院は、トランプ大統領の与党・共和党が過半数を死守したが、下院は、8年ぶりに野党・民主党が多数派を奪還することが確実となり、共和党が敗れた。

下院で過半数を獲得したことを受け、民主党幹部が勝利宣言を行った。
支持者たちも、勝利に酔いしれているようだった。

トランプ大統領に突きつけられた、国民の厳しい審判。

民主党支持者
「この流れを継続すれば、さらに前進してアメリカを取り戻せる」
「民主党が下院を取り返して、とても興奮している」

下院での敗北をトランプ大統領は、どう受け止めているのか。

明治大学・海野素央教授
「計算通りだったと思います。トランプ大統領は、上院を一番優先していた。特にフロリダは大票田です。2020年の再選を見ているトランプ大統領は、どうしても、ここの知事選を取りたい。知事は、大統領選挙の時に、献金や支持者を集めてくれる」

トランプ大統領は6日、「今夜は素晴らしい成功を収めた。ありがとう皆さん」とツイート。

トランプ大統領が次に見据えるのは、2年後に控える大統領選挙。

今回の選挙戦では、早くも新たなスローガンを掲げていた。

トランプ大統領
「これからは、新しいスローガンだ! 『アメリカを偉大なままに』」

「アメリカを偉大なままに」。
前回の大統領選の「アメリカを再び偉大な国に」から前進させた内容で、再選を目指す。

上院と下院で“多数派が異なる”、いわゆる“ねじれ議会”となる残りの2年。

トランプ大統領には、それを逆手にとった、ある戦略があるという。

明治大学・海野素央教授
「法案が通過しないのは、民主党が抵抗しているからだと。民主党は“抵抗勢力”だと。共和党は“結果を出す”んだというふうに主張して、“抵抗 対 結果”という対立の構図をつくります」

再選を果たすためには、残り2年の任期で、結果を出すしかないトランプ大統領。

野党・民主党を「敵」とみなし、激しくたたくことで、国民にアピールする作戦に出るという。

一方、“ねじれ議会”となったことで、日本にも影響が。

明治大学・海野素央教授
「下院・民主党の議会対策をしなければなりません。それに時間とエネルギーを費やすことになる。そうなった場合、かなり外交が手薄になる」

日本にとっては、貿易問題での圧力が弱まるというメリットがある一方、北朝鮮問題に費やす時間は減るというデメリットがあると指摘した。

ねじれ議会の中で始まる「トランプ劇場第2幕」。
どのような波乱が待ち受けるのか、答えが出るのは、これからとなる。

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