無人偵察機はアメリカのまね? 中国・軍事技術の脅威

11/06 18:14
次々と飛び交う中国の空軍機。
6日に開幕した、中国国際航空宇宙博覧会の様子。

世界43の国と地域から770社が出展し、過去最大規模となったこの博覧会。

アメリカも警戒を強める、中国の軍事技術の進化と拡大を裏づけるものとなっていた。

無人で長距離を飛行し、敵に知られずに探査をするための偵察機「天鷹(てんよう)」。

実は、アメリカにそっくりの試作機があった。

その無人ステルス艦載機の試作機、形を見てみると、尾翼がない形状など、ほぼ同じ。
アメリカの軍事技術をまねたものと指摘されている。

長さ5メートル余りの巨大なミサイル。

中国の企業が開発した最新型の対艦弾道ミサイルで、運搬用の車両とともに展示されている。

今回の博覧会で初公開された、対艦弾道ミサイル「CM-401」。

このミサイルの特徴は、標的をとらえる正確さ。

すでに中国が配備している、通称“空母キラー”と呼ばれるミサイルも、海上の空母をピンポイントで狙えるが、今回の「CM-401」は、空母よりもさらに小さい標的、例えば、海上を動き回るイージス艦さえも正確に狙える性能を持っているという。

そして、注目すべきは、説明のパネルに標的のように描かれていたこの船。

村川海上幕僚長は、「こんごう型に似ている船のように見える」と述べ、標的が日本のイージス艦に似ていると認めた。

今回の博覧会について、フジテレビの能勢伸之解説委員は、「(このミサイルが)配備されれば、米海軍や海上自衛隊の動きが、かなり制約されることになりかねない。逆に中国海軍は活動範囲が広がるかもしれません。その場合、北朝鮮の弾道ミサイルの影響も考えなければいけない」と話した。

日本が警戒すべき技術は、ミサイルだけではない。

急速に進化している、AI(人工知能)を搭載した中国のドローン技術。

打ち上げ花火のように見える光。
徐々に変形して文字を描くなど、複雑な動きを見せている。

これは、数えきれないほどのドローンが、群れとなって飛行する“スワーム”という技術。

1つ1つに照明とカメラがついていて、お互いの位置を確認しながら動く機能を持っているとみられる。

現在、このスワーム技術は民間向けだが、将来的には、軍事利用の可能性もあると、日本の防衛省は警戒している。

能勢伸之解説委員は、「中国における技術開発については、軍事利用の可能性も念頭に置きつつ注目する必要があるというのが、ことしの防衛白書だったが、日本政府として無視できない動きが、今回の博覧会では一挙に出てきた」と話した。

急速に進む、中国の軍事技術とAI技術の融合。

今後の日本の対応が問われる。

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