孫会長、サウジとの巨額ファンド継続へ 携帯値下げ見据え4割人員削減

11/06 00:19
巨額ファンドを通じて、サウジとの関係を深めるソフトバンクグループ・孫会長が、初めて記者殺害に言及した。

5日、ソフトバンクグループの決算会見の冒頭、孫会長が沈痛な表情で、「カショギ氏の事件が、どのような影響を与えたのか。決してあってはならない悲惨な事件であった」と語った。

サウジアラビア人記者、カショギ氏殺害事件について、強い遺憾の意を示した孫会長。

ソフトバンクが、投資分野で、サウジアラビアと深い関係にある中、孫会長は、初めて事件に言及した。

サウジアラビア・ムハンマド皇太子は「(会議は)世界で、新たなものを創造しようと夢見る人たちのプロジェクトです」と話した。

2017年、サウジアラビアのムハンマド皇太子と10兆円規模の巨大ファンドを立ち上げるなど、協力関係を強めてきた孫会長。

ところが、ソフトバンクグループの株価は10月2日に、カショギ氏が行方不明になって以来、大幅に下落し、低迷が続いている。

サウジアラビアが、国際的批判を受ける中、孫会長は10月、サウジアラビアで開かれた国際会議への出席を取りやめていた。

そして、5日。

孫会長は、「サウジの国民の皆さまから、投資に関わる資金をお預かりしております。その責務は、急に投げ出すわけにはいかない」と語った。

サウジアラビアとの投資事業について、当面は継続する方針を示した。

一方、ムハンマド皇太子と面会し、直接懸念を伝えたことを明らかにしたうえで、今後については、事件の真相究明をふまえて検討していくとの考えを示した。

そのソフトバンクは、携帯電話の料金値下げを見据え、人員を4割削減する。

孫会長は、「通信事業に関わる社員を4割削減したい。成長事業へシフトする」と話した。

ソフトバンクグループの孫会長は、国内の通信事業に関わる人員を、2、3年かけて4割削減し、AIを使った新規事業などの成長分野に、配置転換すると明らかにした。

携帯電話料金の値下げを見据えた動きとなる。

菅官房長官の料金値下げに関する発言については、「真摯(しんし)に受け止め、しっかり対応していきたい」と述べるにとどめた。

携帯電話料金をめぐっては、NTTドコモが、2019年春に2割〜4割程度、通信料金を値下げすると発表した一方、KDDIは、「同じ規模で追随することはない」としている。

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