使用済みせっけんが命を救う!

11/01 12:36
アメリカのホテルでは、1日に200万個の使用済みせっけんが廃棄されていて、その使用済みせっけんを有効活用しようという取り組みが広がっています。

子どもたちの命を守ることにもつながるという、この取り組み。
どんなものなのかフォーカスします。

高級ホテルが集まる、ニューヨーク・マンハッタン。
宿泊客がチェックアウトしたあとのバスルームで、清掃員が回収しているもの、それは...。

集められたせっけんの行き先は、フロリダ州にある、せっけんのリサイクル活動などを行う団体「クリーン・ザ・ワールド」。

「クリーン・ザ・ワールド」設立者のショーン・サイプラーさんは、「われわれは、使用済みのせっけんを殺菌し、再製造して、新しくする」と話した。

そして、生まれ変わったせっけんは、中米などの衛生状態があまり良くない場所に届けられている。

ショーン・サイプラーさんは、「下痢などで苦しむ子どもたちにせっけんの使い方を教えることで、亡くなる子どもの数を半減することができた」と話した。

世界では、毎年、5歳以下の幼い子ども50万人以上が、下痢が原因の病気で亡くなっている。

これまでに、およそ4,600万個生産されたリサイクルせっけんは、127カ国に配布、現地では、使い方の指導も行われ、たくさんの子どもたちを救っている。

その一方、ホテル側には、環境問題への貢献と、社会的なイメージアップを同時に実現できるメリットがあるという。

ヒルトンホテル・企業責任部門担当者は、「せっけんは、今までごみになっていたが、誰かの命を救うものが廃棄されてはいけないと思い、支援している」と話した。

こうした取り組みは、日本国内でも始まっていて、「マンダリン オリエンタル 東京」、「ザ・リッツ・カールトン大阪」、「ザ・ペニンシュラ東京」、「シャングリ・ラ ホテル 東京」などのホテルも、「クリーン・ザ・ワールド」に使用済みせっけんを寄付している。

その量は、例えば「シャングリ・ラ・ホテル東京」では、2018年3月から300kg以上にのぼっているという。

公式Facebook 番組からのメッセージ

FNN
FNNプライムニュースデイズ
FNNプライムニュースイブニング