ドレスがつなぐ両家の「絆」 デザイナーが語る秘話

10/30 20:43
29日に結婚した、高円宮家の三女・守谷絢子さんと慧さんを祝う晩さん会が30日午後、行われた。

今回、絢子さんのドレスを担当したデザイナーの鈴木紀男さん。

20代の時、3年間、パリで経験を積み、その後、高円宮家や芸能人などの衣装を担当。

歌手の中島みゆきさんや、由紀さおりさんらの「紅白歌合戦」の衣装なども手がけた、一流デザイナー。

高円宮家とのつながりは深く、1990年に久子さまのマタニティーイブニングドレスを作ったのが始まりだったという。

この時、おなかの中にいたのが、三女・絢子さん。

2014年には、次女・千家典子さんの披露宴と晩さん会のドレスもデザイン。

高円宮家にとって、記念となる大事な日の装いは、鈴木さんが手がけてきた。

鈴木紀男さんは、「お嫁に行く時には、『紀男先生お願いね?』、『わたし、かわいくね?』って。やはり今回はね、重大な責任がありますので」と話した。

実は、今回のドレスには、絢子さんのある思いが込められていた。

鈴木紀男さんは、「絢子さまが、そういうご希望をなさって、やはり着てみたいっていうお話だった」と話した。

ドレスに使われている、淡いピンクのシルク生地。

これは、慧さんの母・季美枝さんが亡くなる前の年、2014年に高円宮家に贈ったもの。

当時、NPO(民間非営利団体)法人「国境なき子どもたち」の専務理事を務めていた季美枝さんがその活動を通じて、自ら選んだものだった。

鈴木紀男さんは、「シルクで光沢があって、ちょっとハリがあるので、このボリューム感を出すのも、とっても出しやすい素材だったんです」と話した。

両家の縁を大切にする絢子さんと久子さまの強い希望で、この生地はドレスに使われることになった。

絢子さんは、2018年7月の婚約内定会見で、両家の縁についても触れていた。

絢子さん「母の思惑がどうであったのかはわかりませんが...2人でさまざまな場所へ行き、時間や思い出を共有していく中で、自然とお互いにひかれ合い、今日という日を迎えられましたことは、両母親のつないだ、すてきなご縁だったのかなと思っております」

慧さん「親を突然亡くしたことによる心情の変化、そのようなものに理解を示していただき、心の距離がさらに縮まったと、そのように感じます」

慧さんの亡き母・季美枝さんから、絢子さんの母・久子さまへ。

そして、そのシルク生地が、晩さん会のドレスへと生まれ変わった。

絢子さんの思いが込められたのは、ドレスだけではない。

高円宮家と長年おつきあいがある、山崎伊久江美容室の2代目・山崎伊久江さんは、「ドレスの小花に邪魔をしないようなヘアスタイルを、私と絢子さまで考えさせていただいて」と話した。

先週の朝見の儀や30日の晩さん会で、絢子さんのヘアメイクを手がけた。

山崎伊久江さんは、「宮家を離れて初めての晩さん会ということで、今までにしてこられなかったようなヘアスタイルをしてみたいということで、今日は今までにはなかったような印象のヘアスタイルに」と話した。

皇族の身分を離れたことで、今までできなかったヘアスタイルにしたい。

晩さん会の髪形には、そんな思いが込められていた。

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