中間選挙前に...今度は銃乱射 トランプ氏にまた“試練”

10/29 18:50
中間選挙を前に、トランプ大統領にまた試練。

今度は、ユダヤ教の礼拝所で銃乱射事件が発生。
アメリカで今、何が起きているのか。

建物の外に次々と手向けられる花。
アメリカ・ペンシルベニア州ピッツバーグのユダヤ教礼拝所で起きた銃乱射事件から、一夜が明けた現場。

この事件では、礼拝に来ていた11人が死亡。
警察官を含む、6人がけがをした。

「発砲があった。発砲があった。隊員の1人が撃たれた」

これは、事件発生時の警察無線の音声。
銃撃戦で、警察官がけがをしたことを伝えるなど、緊迫した状況がうかがえる。

そして、容疑者が投降した際には、「容疑者が今出てきた。彼は『全てのユダヤ人は死ぬべきだ』と話している」という音声が。

「全てのユダヤ人は死ぬべきだ」などと叫んでいたという、ロバート・バウアーズ容疑者(46)。

多くのユダヤ教徒が礼拝に訪れる土曜日の午前、半自動小銃1丁と拳銃3丁を手に、礼拝所に侵入し、銃を乱射。
その時間は、およそ20分間におよんだ。

バウアーズ容疑者は犯行前、インターネットにも、ユダヤ人を敵視する書き込みを行っていて、捜査当局は、単独で行った「ヘイトクライム(憎悪犯罪)」とみて捜査している。

事件を受けて、トランプ大統領は、「死刑制度を厳しくすべきだ。こんなことをするやつらは、何年も待たずに執行されるべきだ」と述べ、銃規制ではなく死刑制度を厳しくすべきだと強調。

アメリカ国内には、ユダヤ人が政治や経済を裏で支配しているとする陰謀説が根強くあり、2018年5月、イスラエル大使館をエルサレムに移すなど、「ユダヤ寄り」といわれる政策を行っているトランプ大統領への不満が事件の背景にあるのでは、との見方もある。

トランプ大統領の信任投票ともいわれる中間選挙が来週に迫る中、アメリカ国内では、社会の分断を象徴する問題が相次いでいる。

26日には、オバマ前大統領や、トランプ政権に批判的なCNNテレビなどに爆弾を送りつけた疑いで、トランプ大統領の熱烈な支持者、シーザー・セヨク容疑者(56)が逮捕・訴追された。

さらにメキシコでは、中米・ホンジュラスなどから、7,000人以上といわれる移民の大集団が、アメリカを目指して北上している。

中間選挙を前に、こうした事態が相次いでいることについて、フジテレビの風間晋解説委員は、「トランプ大統領は、ある意味、分断を助長してきた。アメリカ社会の分断を助長するような政策手法をとってきた。その手法は、いったいどうなんだという賛否の圧力が、中間選挙が来週に迫ってきている中で、どんどん高まっていると思う。個々の事件の容疑者たちが、やはり、中間選挙が迫るこのタイミングを意識していたというのは、間違いないと思う」と話した。

トランプ政権の最初の2年間が問われる中間選挙。
現地時間の11月6日に行われる。

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