殺害「動かぬ証拠」の公表は? トルコが声明発表へ

10/22 18:03
記者の死亡をめぐり、23日にすべてを明らかにすると発表したトルコ。
動かぬ証拠は、公表されるのか。

夫となるはずのジャマル・カショギ氏の婚約者、ハティジェ・ジェンギズさん。
この週末、サウジアラビア政府が、カショギ記者の死亡を初めて認めたのを受け、SNSに「彼の遺体はどこ?」と投稿した。

カショギ記者の死亡の真相と遺体は、その後、どうなったのか。

この2つの謎をめぐり、サウジアラビア側の説明が、二転三転している。

サウジ国営テレビは20日、「どんな真相でも明らかにしたいと、検察当局が行った初期捜査の結果、口論から殴り合いになり、カショギ記者が死亡したことが明らかになったということです」と伝えた。

サウジ国営テレビは20日、「総領事館内で口論になり死亡した」と説明。

しかし、ロイター通信は21日、サウジ政府高官の話として、当初、実行犯は郊外の隠れ家にカショギ記者を拘束。
サウジへの帰国を説得し、応じなければ解放する計画だったと伝えた。

ところが、総領事館を訪れたカショギ氏が説得に応じなかったため、「薬物を投与して誘拐する」と脅迫。
すると、カショギ記者が大声を上げ、パニックに陥った実行犯が黙らせようと、絞め技のように首を抱え、口を覆ったところ、死亡したという。

実行犯は、犯行を隠ぺいするため、遺体をじゅうたんに包み、地元協力者に渡して遺棄。

さらに実行犯の1人が、カショギ記者の服や眼鏡、時計を身に着け、総領事館を出るという偽装工作まで行ったと伝えている。

サウジのジュベイル外相は21日、アメリカFOXテレビのインタビューで、「(実行犯は)重大な過ちを犯し、隠ぺいしようとして、過ちがさらに膨らんだ。実行犯は必ず処罰します」と述べた。

ところが、カショギ記者の遺体が、どこに遺棄されたのかなど、具体的な説明はなかった。

この週末、アメリカのトランプ大統領は、ワシントン・ポストの電話インタビューに、「サウジの説明は明らかなごまかしがあり、うそも複数含まれている」と、これまでのサウジ擁護の姿勢を一転し、うそがあると批判した。

また、殺害の指示が取りざたされるムハンマド皇太子に対しては、「彼に責任がないことを望んでいる」と述べていた。

一方、トルコの政府系新聞は22日、実行犯の1人とされるマヘル・アブドゥルアジズ氏が、事件当日、ムハンマド皇太子のオフィスに何度も電話。
事件の背後に皇太子がいることが確実になってきたと伝えている。

これに先立ち、トルコのエルドアン大統領は21日、トランプ大統領と電話会談を行い、事件の完全な解明に努力することで一致した。

イスタンブールで演説を行ったエルドアン大統領は、「火曜日のグループ集会で、この問題に関連した発表を行う。全ての問題を明らかにする」と、23日に事件に関する声明を発表することを明言した。

フジテレビの風間晋解説委員は、「トルコ当局は、サウジアラビアがまとめた事件の調査報告書に書いてある以上の情報を持っていることは間違いない。その情報は、アメリカやサウジの望むような政治決着にとっては、都合の悪い可能性も当然考えられる。アメリカとしては、ムハンマド皇太子とサウジとの関係を救うためには、トルコに対して、かなり譲歩しなければいけない構図にある」と述べた。

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