レジ袋“有料化” いくらなら効果? 政府、環境汚染で削減案

10/16 21:27
さまざまなニュースの疑問を解明していく「はてな」。

消費税率10%が決まったばかりだが、もう1つ、家計に少し気になるのが、国が検討しているレジ袋の「有料化」です。

このレジ袋、わたしたち日本人が1年間に使う量というのは、1人300枚といわれています。

日本人の人口をおよそ1億人で換算すると、年間300億枚。
積み重ねてみると、地球の表面から、はるかおよそ800kmも離れた高さに、国際宇宙ステーションより、まだ高いところまで積まれてしまう。
これが今、環境問題となっています。

そのため、国は、このレジ袋を有料化して枚数を減らそうとしていますが、1枚いくらだと効果があるのでしょうか。

タダでもらえて、当たり前?
スーパーのレジで、次から次へとお客さんに渡されるレジ袋。

実は、日本人が年間に消費する枚数は、1人あたり300枚にもなる。

レジ袋1枚を作るには、およそ20mlの石油が必要。

1人が年間に300枚のレジ袋を使うと、6リットルもの石油が消費される計算。

さらに今、世界的な問題となっているのが、レジ袋やペットボトルなどのプラスチックごみが引き起こす「深刻な海洋汚染」。

タイでは6月、80枚ものレジ袋を飲み込んだクジラが見つかったものの、救助活動のかいなく、死んでしまった。

環境汚染が深刻な状況となる中、原田環境相は5日、「レジ袋については、有料化を義務づけることも検討すべきではないか」と述べた。

そこで、「レジ袋“有料化” いくらなら効果ある?」

取材班が向かったのは、都内に4店舗を展開するスーパー「アキダイ」。

練馬区にある本店ではレジ袋が無料だが、杉並区にある阿佐ケ谷店では1袋3円と、有料化を始めている。

まずは、レジ袋無料の本店で見てみると...。
買い物かごに、次々とピンクや白のレジ袋が投入される。

マイバッグを持参する人もいたが、圧倒的にレジ袋をもらう人が多い様子。

買い物の量により、2枚、3枚とレジ袋をもらう人も多く、買い物客50人を調査した結果、41人がレジ袋を受け取っていた。

一方、レジ袋が1枚3円の阿佐ケ谷店で、同じく50人の買い物客をウオッチすると、レジ袋を購入する人はおらず、マイバッグを持参する人が、いきなり11人続いた。

その後、マイバッグを持参する人が多い中、レジ袋を購入する人の姿もちらほら。

調査した50人のうち、レジ袋を買った人は、わずか5人だった。

レジ袋有料の店では、「ここ袋は有料なので、いつも持ってきてます」との声が聞かれた。

無料の店舗でレジ袋をもらった人が40いたのと比べると、その数は8分の1に減少。

レジ袋有料化の効果は、絶大のもよう。

アキダイ・秋葉弘道社長は、「結局、この袋を削減することによって、商品をより良いものを安くできますし、お客さんにとっても、お店にとっても、ウィンウィンなんですよ」と語っていた。

例えば、この店で、1回の買い物に2枚のレジ袋を購入したら、6円。
月に10回買い物をすると60円となり、年間では720円。

「ちりも積もれば」で、家計を守る主婦には、無視できない金額。

そこで気になるのは、1枚いくらなら、レジ袋を買うか。

東京と大阪で、それぞれ50組ずつ、街頭アンケートを行った。


東京では...。

20代
「5円って言われたら、いらないですって言います」、「2回買ったら10やし、うまい棒やし」

50代
「5円か10円だけど、10円だったら、みんな買わないと思うんで」

東京では、5円との回答が半数と最多。

では、大阪では...。

30代
「1円がいいな。1円がいい」、「わたしは5円までなら。わたしは、生ごみビニール袋で、1日1回は捨てるので、結構重宝している」

普段から、マイバッグを持ち歩いているという人が多かった大阪。

こちらでは、1円との回答が38%と、最も多い結果に。

東京、大阪の回答を平均すると、その金額は、共に3円台と、やはりレジ袋が3円以上となると、買うのは控えるという結果となった。

世界では、すでにこのレジ袋有料化であったり、使用に制限をかけている国が多く存在する。

中でも厳しいとされているのが、アフリカのケニア。

ケニアでは、すでにレジ袋の製造・使用を禁止している。

違反してしまうと、最大で4年の禁錮刑、もしくは、およそ400万円の罰金が科される可能性があるという。

世界で進んでいる環境保全。
日本としても、対策を講じていかないといけないのかもしれない。

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