「誤って死亡」で政治決着? ポンペオ氏がサウジ入り 記者殺害疑惑

10/16 19:13
サウジアラビアの記者が、不明になっている事件。
15日に異例の家宅捜索が行われた、トルコにあるサウジアラビア総領事館。

その出入り口は、フェンスのようなもので囲われていて、人こそ見えないが、奥の方に関係者が立ち、何かものものしいといった状況がうかがえる。

はたして、この真相は明らかになるのか。

夫人とともに、ハリケーン「マイケル」の被災地を訪れ、支援活動を行ったアメリカ・トランプ大統領。

被災者への支援や、中間選挙向けの集会など、分刻みのスケジュールをこなす一方で、トランプ大統領の「懐刀」、ポンペオ国務長官をサウジアラビアに派遣。

トルコのサウジアラビア総領事館を訪れた記者、ジャマル・カショギ氏の殺害疑惑をめぐり、ポンペオ長官とサウジ王室のメンバーが会談を行った。

カショギ氏の婚約者は、16日未明に更新したSNSで、「神様、わたしはあなたのお与えくださる運命に満足しています」と、諦めともとれるようなつぶやき。

国際社会に波紋が広がる中、15日夜、外交特権に守られた総領事館に、異例の展開が訪れた。

トルコ当局とサウジ政府側が、合同で捜査を実施。
捜査は屋上にも及んだほか、防護服に、ガスマスクのようなものを着けた捜査官の姿も。

合同捜査では、人物の特定につながるDNAのサンプル採取や、血痕の有無なども調査。

トルコの地元メディアは15日、総領事館からおよそ250メートル離れた総領事の公邸に、清掃業者が12日、ブラシや洗剤、水などを持ち込む動きがあったと伝えた。

サウジ政府は、これまで一貫して関与を否定してきたが、アメリカの複数の主要メディアは、「サウジ政府は、カショギ記者を尋問中、手違いで死亡させたとする報告書を準備中」と伝えた。

報告書の内容が変わる可能性もあるとしたうえで、「サウジ当局者が、カショギ氏を誤って死亡させた」と伝えた。

これに先立ち、15日、トランプ大統領は、サウジのサルマン国王とおよそ20分間、電話会談。

トランプ大統領は15日、「(サウジの)国王は、一切の関わりをきっぱり否定した。わたしには、『ならず者の殺人者ら』による事件のように聞こえた。なんとも言えないが」と語った。

アメリカとサウジの思惑について、フジテレビ・風間晋解説委員は「現場の音声情報をトルコ当局が持っているという話がある。もし本当にそうであれば、サウジが逃げ切るのは、なかなか難しい」、「国王、あるいはムハンマド皇太子に責任があるというふうに認めるわけにはいかないと思うんです」と話す。

一方、アメリカにとって、サウジアラビアは、トランプ大統領が就任後、初の外遊先に選び、1,100億ドル、およそ12兆円相当の武器を輸出することで合意するなど、蜜月関係にある。

風間解説委員は、「アメリカの対中東外交の核となる国。今、苦境に陥っているサウジを助けるためには、現場が突っ走った結果、こういうことになってしまったというふうに説明するのが、誰にとっても受け入れやすいのかなと。アメリカとしては、そういう方向で決着できればいいんだけどなというふうに、考えてるんじゃないかと思います」と語った。

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