英国の日本酒ブームで商機狙う 欧州で初の酒蔵も完成

10/09 02:12
日本酒の海外市場開拓を目指し、イギリスで、世界最大級の見本市が開催された。

ロンドン市内では、400種類もの日本酒が並べられ、大勢のイギリスの人たちが、お酒のテイスティングを楽しんでいた。

9月下旬、日本酒の見本市「ジョイ・オブ・サケ」が、ヨーロッパで初めて開催された。

日本酒のイベントとしては世界最大規模で、会場には、190以上の酒蔵から、478種類の日本酒が出品された。

来場した人は、「日本への新婚旅行で、日本酒を好きになった。でも、くわしくないから、このイベントで、いろいろと試飲して、もう少し知りたいと思ってきた」、「日本酒の大きな問題は、価格が高いため、知ることが難しいけど、このイベントは、新しい日本酒やお気に入りの日本酒に出会える、素晴らしいチャンスだと思う」などと話した。

2001年から、日本とアメリカで開催されてきたこのイベントが、なぜヨーロッパに初めて進出したのか。

日本酒は、国内の出荷量が落ち込む一方、ここ数年、海外での和食の人気にともない、注目を集めていて、その輸出量は、10年で2倍に増加している。

ただ、輸出先は、アメリカやアジア地域が中心で、ヨーロッパはごくわずか。

ここに、日本酒の市場を拡大したいという思惑がある。

イベントに参加した蔵本は。

惣誉酒造・河野遵社長は「べルギーからインポーターが来たり、イタリアのインポーターが来たり、結構、関心を持ってくださって。全体としては、輸出は増えていると思う。でも、元々のパイが小さいから、まだまだわたしたちがやるべきことは、たくさんあるんじゃないかと思う」と話した。

賀茂泉酒造四代目・前垣壽宏氏は「正しく商品も情報も含めて、伝えていくことが、これから先の将来に向けて、非常に重要になってくる。ビジネスをする前段階として、きちんと教育ということ。それはすごく大切だと思う」と話した。

さらに9月、イギリス・ケンブリッジには、ヨーロッパでは初の日本企業による日本酒醸造所がオープン。

日本のコメを輸入し、ケンブリッジシャーの地下水を使って酒を造る。

堂島麦酒醸造所広報担当・橋本久美子さんは「5年かけて、この蔵を、ケンブリッジの地に建てることができて、イギリス、ヨーロッパの多くの人に飲んでもらえるような、おいしい日本酒を、たくさん造っていきたい」と話した。

価格は、1本およそ15万円の高級路線で、イギリスで造られた日本酒としての付加価値をつけていきたいとしている。

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