残せるか? 築地ブランド

10/08 13:14
6日に最後のセリを終え、83年の歴史の幕を閉じた築地市場。

「場内市場」は豊洲へ移転しますが、「場外市場」にある、およそ500店舗の飲食店や商店のほとんどが、築地で営業を続けることにしています。

「築地ブランド」をこの先も守りたいという場外市場関係者の思い。
新たな船出にフォーカスします。

厚切りのマグロとウニがたっぷり乗った海鮮丼。
築地の代名詞とも言われるグルメを提供している「築地どんぶり市場」は、「場外市場」で祖父の代から70年商売を続けてきた海鮮丼の店。

2017年8月には、場外市場の火災で店の一部が焼けたため、1,000万円かけて、店舗を修理したばかりだった。

市場が移転しても、この地で営業を続けるという、社長の鳥山美典さん。

鳥山社長は、「今までは、信号渡って向こう側で、電話1本ですぐ持ってきてもらえたものが、今度、豊洲に移ると、そういうわけにいかないので」と話した。

築地市場から豊洲市場までは、およそ2.3km。
仕入れの際の移動コストや労力がかかる。

さらに鳥山社長は「マグロとかそういうところは、信頼して何kgと頼めば、そのkg数持ってきてくれるのでいいけど」、「ウニみたいなものは、日々値段も変わるし、自分のところで仕入れにいかないとだめ」などと話した。

豊洲市場の開場は11日。

当分の間は、道路の混雑も予想され、通常の仕入れができないと見込んで、11日までのネタを仕入れた。
その量は、多くの人が訪れる年末並み、冷凍庫もいっぱい。

そして、市場の移転により、客離れも懸念される。

鳥山社長は、「場外も一緒に移転しちゃうと思っているお客様がすごく多いので、場外市場はずっとやっているということは、声を大にして言いたい」と話した。

はたして、市場のなくなった築地は、これまでのにぎわいを維持できるのか。

新たな船出を迎えた海鮮丼の店。
8日朝は、場内での仕入れがないため、いつもより早めに開店した。

心配していた客足は、5日の午前9時半ごろには、歩道いっぱいの人ごみが見られたが、8日朝の同じ時間帯に見てみると、人通りも少なめ。

常連客は、「(場外市場は)このまま残してもらって、外の食べもの屋さんはすごく活気がある。こっちはこっちの楽しみ方がある」と話した。

鳥山社長は、「いっときはお客さん減ることもあるかもしれないが、場外市場は場外市場で頑張っていこうという気持ちでいるので、お客様に今まで以上に来てもらうよう頑張っていきたい」と話した。

そして、豊洲市場が開場する11日には、築地市場の解体工事が始まる予定で、跡地は、オリンピックの輸送基地などに活用されることになっている。

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