傾いたマイホーム 不満噴出 液状化の町、復旧見えず

09/14 18:44
陥没した道路に、傾いたマイホーム。

北海道の地震で、液状化が広がった札幌の街では、再建のめどが立たない日々に、住民たちから憤りの声が相次いでいる。

住民「どういう答えを持っているのかというのを伺いたいです。『今は調査中です。何も言えません』では、ちょっとさすがに困ります」

札幌市の職員に対し、不満をあらわにする住民たち。

これは、FNNが入手した、札幌市清田区の住民に対する説明会の音声。

清田区里塚地区では、地震による液状化で大きな被害が出た。

道路は、大きく陥没、マンホールが飛び出し、多くの住宅が傾いてしまっていた。

札幌市は13日夜、里塚地区の住民を対象に説明会を開き、およそ300世帯500人が参加した。

住民「いつごろ、本当に完璧に安心できるのはいつなのか?」

札幌市「当面は、やはり2〜3カ月以上かかる可能性がございます。できるだけ早く、結論の方出せるように、鋭意努力してまいりたい」

市側は、今後3カ月をかけて、原因の調査を進め、復旧工事は雪がなくなった2019年春以降になるとの見通しを説明。

しかし、住民からはスピード感が足りないなどの批判が相次いだ。

住民「これから冬に向かうんですよ。屋根に雪が積もります。そういうことも考えていますか? 何も考えていないでしょう、あなたたちは」

住民「それじゃあ、家を交換しようか!」

住民「僕らは何百万というお金を払って買ったわけですよ。それが今、本当に二束三文ですよ。市が買い上げてくれるならいいですけどね」

札幌市「それにつきましては、今調査を行いますので、調査の結果をもって、判断したいと思います」

出席した住民は「いつ、誰が、どこまで、何をしてくれるか聞きたかったが、(市側は)『まったくわかりません。調査をします』。何のために来たか、わからないです」と話した。

復旧工事が始まらない地区がある一方で、震度6強の揺れに見舞われた、むかわ町では、建物の取り壊しが進んでいた。

ここは、かつてパチンコ店だった。

地震当日に取材した際の映像を見ると、建物は大きく傾き、危険な状態となっていた。

解体業者は、「あのままにしておくと、いつか崩れる。また余震とか来たら。今週いっぱいで終わらせようと思っている」と話した。

むかわ町だけでも、地震で6軒が倒壊し、21軒に倒壊のおそれがあるという。

復興のためには、避けて通れない、危険な建物の解体。

14日も余震とみられる地震が続く中、早急な対応が求められている。

公式Facebook 番組からのメッセージ

FNN
FNNプライムニュースデイズ
FNNプライムニュースイブニング