「平和条約への意欲の表れ」 安倍首相“プーチン提案”に

09/13 20:24
北方領土問題をめぐって、ロシアのプーチン大統領が、「前提条件なしの平和条約締結」を提案したことについて、安倍首相は13日、「平和条約締結に対する意欲の表れだ」との認識を示した。

安倍首相は13日午後、公明党の山口代表と首相官邸で会談し、この中でプーチン大統領が提唱した「前提条件なしの平和条約締結」について、「平和条約締結に対する意欲の表れだと思う」との見方を示した。

山口氏が、会談後に記者団に明らかにしたもので、安倍首相は、「日本政府の『4島の帰属を解決して平和条約を締結する』という基本方針は変わらない」とも述べたという。

プーチン大統領の発言については、政府内で、「真意は測りかねるが、軟化ではない」などと懐疑的な見方が広がっている。

これに先立ち、安倍首相は、訪問先のロシアで日本企業関係者と懇談し、引き続き、日ロの共同経済活動に努める考えを強調した。

安倍首相は、「この問題を解決する上で、両国の国民の理解が進む、環境が整備されていくことが大切で、お互いに猜疑心の殻を打ち破って一歩前に進む決意をした」と述べ、共同経済活動の成果を通じて、北方領土問題の解決と平和条約の締結につなげたいという考えを強調した。

ロシアのトルトネフ副首相は13日午前、ウラジオストクで会見し、「日本の決定を待っている」と述べ、日本側に、プーチン大統領の提案に対し、回答するよう促した。

また、トルトネフ副首相は「日本は、極東での投資額が、中国に比べあまりに少ない」と不満を示し、北方領土での開発について、「第3国の参加もあり得る」と述べ、日本政府をけん制した。

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