ストレス抱える子どもにケアを 地震から7日目で不安

09/12 19:43
震災7日目。不安な生活が続く中、子どもたちの心にも負担がのしかかっている。

北の大地を襲った地震から、12日で7日目。
震度6強を観測した北海道・安平町の避難所には、元気いっぱいに遊ぶ子どもたちの姿があった。

子どもたち「(学校は今どうなっているの?)あしたから(再開の)予定です」

北海道胆振地方の中でも被害が大きかった、厚真町、安平町、むかわ町では、小中学校が今も休校している。

そのうち、安平町では13日、ようやく4校が再開する予定。

震度6強の揺れを観測したむかわ町。

むかわ町の観光協会では、支援物資の配布が行われ、子どもの字で、中で配布している商品名が書いてあった。

その中では、女の子が店番をしていた。

観光協会で支援物資を配るお手伝いをする、小谷地 琶琉(はる)ちゃん(9)、小学3年生。

歯ブラシを色ごとに仕分けたり、支援物資の有無を記した表の貼り紙も琶琉ちゃんが書いた。

小谷地 琶琉ちゃん「いろいろガタガタになったけど、書かないより、書いた方がまだいいかなって」、「何があるかっていうのを、中に入って聞かれたら、仕事が増えるから、仕事を減らそうと思って」

しっかり者の琶琉ちゃん。
日課は、イヤホンで聴くラジオのニュース。

気にしているのは...。

小谷地 琶琉ちゃん「店出たときに雨降ってたとか、いやだから」

そんな琶琉ちゃんの願いは、「みんなで力をあわせてがんばろう」。

小谷地 琶琉ちゃん「力を合わせて、みんなで頑張ったら、普段通りの生活に戻せると思うから書いた」

一方で、被災地では、心にストレスを抱える子どもたちが増えている。

むかわ町の道の駅で出会ったのは、アイスをもらい、元気に姉の愛結(あゆり)ちゃん(8)と遊ぶ、4歳の原 愛乃(まなの)ちゃん。

地震の直後には...。

愛乃ちゃんの母親は、「2日、ごはんまともに食べなくて。(避難所で)自衛隊の方に声かけてもらって食べだして、それからもご飯は食べに行く」と語った。

11日は、スパゲティを友達と一緒に頬張り、ご機嫌だった。

その姿を見た愛乃ちゃんの母親は、「いつものもともとの姿だなと思って...」と話していた。

一見、元気そうに見える愛乃ちゃんだが、震災によるストレスのためか、地震を体験した家では、ごはんを食べられなくなったという。

愛乃ちゃんの母親は、「一番最初の時は、焼き肉が好きなので、焼き肉の肉が全部溶けてしまったから、外で焼き肉をしたけど、それも食べなかったですね」と話した。

震災への恐怖や、自由に体を動かせない避難生活などにより、多くの子どもたちがストレスを訴えているという。

北海道医療センター 精神科・上村恵一医師は、「夜、余震で怖いので眠れないっていうのと、学校に行きたがらない、お母さんから離れられない。しかも結構、高学年の小学校のお子さんたちでも学校にいけないというふうになったり」と話す。

では、不安を抱えた子どもたちには、どのようなケアが必要なのか。

北海道医療センター 精神科・上村恵一医師は、「親御さんの方から、積極的にスキンシップを取ってあげて、そういうふうに、不安を抱かせないようにゆっくり寄り添ってあげることが、重要なことだろうと思います」と語っていた。

(FNN取材団) (FNN取材団)

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