ベンチャー300社集結で新事業創出へ 大企業とマッチング模索

09/12 00:57
国内外およそ300のベンチャー企業が集結。
大企業とのアジア最大級のマッチングイベントが開かれた。

11日、東京都内で行われたイノベーションサミット。
国内外のベンチャー企業、およそ300社が参加した。

大企業とタッグを組みたいベンチャー企業がブースを出展。
ベンチャーと組んで、新たな事業を展開したい大企業の担当者が、真剣に話を聞く様子が見られた。

デロイトトーマツグループ・永田高士CEOは「大企業とベンチャー企業をつなぐ機能が、非常に日本は不足している」と話した。

大企業とベンチャー企業がマッチングすることで、事業や技術など、新たなイノベーションを生み出すきっかけになるという。

永田CEOは「日本自体の成長性はスローダウンしているが、非常に成熟された社会とテクノロジーは、まだまだ日本は一日の長があると思っている。その間をわれわれが取り持って、ベンチャー企業と大企業をつなぐ役割をしたい」と話した。

イベントに参加したベンチャー企業に、何を求めているのか聞いてみると。

出展したベンチャー企業・株式会社I&Cは「少人数で、本当にコアなところの開発をするのはわれわれにできるが、いろんな人の意見を取り入れながらという意味では、大手との協業は、メリットがあるんじゃないかと思う」と話した。

出展したベンチャー企業・株式会社マッシュルームは「われわれは、どうしてもリソースや資金力がスタートアップということで乏しいので、サービスをともに同じ方向に成長させていただけるような会社であれば、大企業というのは、われわれにとってすごくパワーになる存在」」と話した。

これに対し、大企業側は...。

イオンフィナンシャルサービスは「開発に関するスピード感や、いろんな組み合わせが自由にできるのが、大手のベンダー(販売会社)とは違うと思う」と話した。

NECは「われわれだけでは、なかなかできない新しい発想や新しい技術、ベンチャーは、ある領域にすべてかけているので、当然スピードも速いし、われわれは特に、とんがった技術を求めているんですけど、そういうところにはたけているんじゃないかなと思う」と話した。

一方、すでにタッグを組んだ経験のあるベンチャーや大企業からは、お互いの認識のギャップを感じたという意見も。

出展したベンチャー企業・株式会社I&Cは「販売までに時間がかかるケースが多いので、そこは若干ストレスになるところもある」と話した。

みずほ証券は「世の中を知らないで夢を持っている人もいるし、あるいは、知りすぎてビジョンが小さいところもあるので、そのへんの視野を、どうやって大きくしていくかというところで、苦労というよりは、そういうところを努力して、面白い話に持っていければ」と話した。

ベンチャー企業と大企業のマッチングの動きは、すでに欧米などを中心に広がっているが、日本では技術流出などをおそれ、ベンチャーと協業する大企業は、まだ少ないという。

今回のようなイベントを通して両者のマッチングを行うことで、世界における日本の競争力強化につながることが期待される。

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