被災地でボランティア“始動” 広がる“支援の輪”

09/11 18:42
北海道で震度7を観測した地震から6日目。
復旧に向けた動きが進む中、被災地、そして全国各地で支援の輪が広がっている。

明け方、白いもやに覆われた北の大地。

震度7の揺れを観測した厚真町では11日、最低気温5.4度を記録し、今シーズン一番の冷え込みとなった。

被災者は、「寒くて目が覚めました。(フリースを)いただいて助かりました」と語った。

朝の冷え込みに、町内の避難所では、温かい野菜スープが振る舞われた。

大地震の発生から6日目。

厚真町内のゴルフ場のコース内には、地震で出たごみが集まり始めていた。

9日から、災害ごみの受け入れを始めた厚真町。

町内にあるゴルフ場が、臨時の集積場となり、壊れた家具などが運び込まれている。

たんすや、カラオケ大会の記念の盾など、思い出の品も。

家族が被災した人は、「花瓶とか落ちて、割れたものがいっぱい出たので...。(ゴミ捨ては)もう3〜4回来ている」と語った。

11日から、高齢者の支援や避難所の清掃などを行うボランティアの活動も始まった。

担当者は、「9月6日に、本当に思いがけない震災がありまして...。きょうは1日よろしくお願いします」とあいさつした。

ボランティアに来た人は、「(2000年に)有珠山(うすざん)が噴火した時、いろんな方にお世話になっているので、少しでもお返しができればと」と話していた。

厚真町では、ボランティアの募集は今のところ道内の人に限られ、11日は、札幌などから来た20人が受け付けを済ませ、活動に入った。

一方、震度6強だった、むかわ町では、72歳の男性が、妻らとともに炊き出しを行っていた。

山口幸雄さん、ニックネームは、「やんじー」。

北海道・釧路市出身の山口さんは、31歳の時にボランティア活動を始め、東日本大震災や熊本地震など、全国の被災地を訪れ、炊き出しを続けている。

炊き出しにおける山口さんのモットーは、毎食、違うメニューを振る舞うこと。

10日夜は、マーボーナス丼を800食。
9日の夜は、豚汁700食を作った。

山口さんは、「(炊き出しを続ける理由?)食べたあとで、『おいしかった』って。にこっとしているのを見たくてやっているだけ。それ以外は何もない」と話す。

被災者は「(スパゲティどう?)おいしい」、「いろいろなものを作ってくれるから、ありがたいです。あったかいのも、またいいよね」などと話していた。

こうした、温かい支援の輪は、全国に広がっている。

東京・有楽町にある北海道のアンテナショップには、被災地を支援しようと、多くの買い物客が詰めかけていた。

男性客は、「(何を買いましたか?)クッキーやなんか、いろんなもの。少しでも役に立とうと思って、北海道の地震で。頑張ってもらいたいです」と語った。

中でも人気が高いのは、北海道産の牛乳などから作られたソフトクリーム。

北海道どさんこプラザ有楽町店・川合洋平店長は、「(週末の売り上げは?)売り上げベースで120%くらい増えている。普段いらっしゃらないお客さまも、買って、北海道を応援しようと多くいらっしゃいますので、ありがたい限りです」と語った。

また、11日にロシアから帰国した、北海道出身で平昌(ピョンチャン)冬季オリンピック銅メダリストの高梨沙羅選手(21)は、「大好きな北海道と、北海道に住む皆さんの復興を願うばかりだったが、今まで支えてもらった恩返しをしたいと思うので、何が自分にできるのか、これから考えて行動していきたい」と語った。

(FNN取材団) (FNN取材団)

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