なぜ逃げ遅れたのか...映像検証 犠牲者最多の地域

07/12 01:25
西日本を襲った記録的な豪雨。
深刻な被害の岡山・倉敷市真備町で、亡くなった多くの人が、水死だったことがわかった。
その原因を、映像から読み解く。

広島・東広島市八本松町では、貯水池のダムから、水があふれ出た。

ため池からあふれ出る、大量の泥水。

11日午後、東広島市や福山市などで、複数のため池が決壊するおそれが出たことから、周辺の住民に緊急の避難指示が出された。

今もなお、予断を許さない状況が続いている豪雨の被災地。

これまでに死亡が確認されたのは、全国で178人。
今も62人の安否がわかっていない。

7日、倉敷市真備町で撮影された映像。
この時、避難指示が出されてから、およそ10時間が経過していた。

撮影したのは、丸畑裕介さん(35)。
避難をためらう父親の孝治さん(59)を説得するため、決壊した川の近くにある自宅に向かっていた。

息子の話に耳を貸そうとしない父親。
しかし、必死に説得を試みた。

いったん、自宅を離れた息子が30分後、再び自宅に戻ると、先ほどは見られなかった濁流が、すでに床の上にまで達していた。

ようやく説得に応じた父親と外に出ると、水はすでに胸の高さにまで達していた。

丸畑裕介さんは「死ぬことはないだろうと思っているんですけど、やっぱり、さすがに危ないんで。(父親を)放っておいて、もしあとで何かあったら困るんで」と話した。

今回の豪雨で、49人が犠牲となった真備町。

亡くなった人のうち、年齢がわかっている人の内訳を見てみると、およそ8割が70代以上の高齢者。

そして、全員の死因が「水死」もしくは「水死とみられる」ことがわかった。

父・孝治さんは「やっぱり年を取っている人は、わが家が一番いいと思って、なかなか出ないと思います。わたしが一番最後だったかもわかりません。皆さん、避難されていました」と話した。

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