猛暑の中...“夏の必需品”に異変 東京に高温注意情報

07/10 18:34
列島で厳しい暑さが続く中、夏に欠かせないあるものが不足している。

かげろうで揺らめく、武田信玄像。
最高気温が、猛暑日1歩手前、34.8度を観測した山梨・甲府市の様子。

街の人は、「暑いです。地面からジメジメと暑さが伝わってくるような」と話していた。

夏の強い日差しが、列島の広い範囲に降り注いだ10日、全国542地点で30度以上の真夏日、32地点で35度以上の猛暑日となった。

東京・練馬の最高気温は35.4度に達し、2018年初となる猛暑日を観測。

都心も、最高気温32.8度で真夏日となり、気象庁は、熱中症の危険が特に高くなるとして、東京都に高温注意情報を発表。
不要な外出や、屋外での作業を控えるよう呼びかけた。

街の人は、「水分たくさんとって、冷たいものを摂取します」と話していた。

猛烈な暑さの中、東京・虎ノ門のアイスクリーム店「ホームメイドアイスクリーム ソーワ」には、涼を求める人々が。
中でも、生のフレッシュバナナを使った日替わりソフトクリームは、人気の味。

テークアウトするお客さんには、商品が溶けないよう、ドライアイスを入れて提供している。

客は、「(ドライアイス)長持ちするんじゃないですか。時間よりオーバーしても、(アイスが)解けたことありませんから」と話した。

しかし、今、そのドライアイスが不足する事態が起きていた。

日本では、年間35万トンものドライアイスが製造され、まさにこの時期が生産のピーク。

ドライアイスは、石油を精製する過程で出る二酸化炭素を使って製造している。

噴き出る白い粉雪のような物体がドライアイス。
液体の二酸化炭素を高圧で噴き出すことによって、気化熱で一気に冷えた二酸化炭素がパウダー状になり、それをプレス機で圧縮すると塊になる。

かつてないほど不足しているというドライアイス。
いったい、なぜ...。

日本液炭事業統括本部・須賀勝彦業務統括部長は、「石油の精製工場の生産が停止、そういったことがあって、想定外の事態となって、需要に対して十分供給ができていない状態」と語った。

原油の処理量が、ここ10年間で2割ほど減っているのに対し、こちらの会社によると、ドライアイスの需要は、およそ2〜3%増えているという。

その影響が、宅配業界やアイスクリーム業界に及ぶおそれが出てきている。

暑い日は、1日どの程度消費するのか。
ホームメイドアイスクリーム ソーワ・早川恵子店長は、「夏場は、(ドライアイス)30〜40kg使います」、「(ドライアイスがなくなったら?)(地方発送と)お持ち帰りなし、(売り上げも)半分くらい減っちゃいます」など語った。

不足分に関しては、輸入を増やして対応しているというが、それでも全てをまかなうことは困難。

日本液炭事業統括本部・須賀業務統括部長は「今後につきましては、工場を増設していく」、「最終的には、価格改定という形で検討せざるを得ないと認識しています」などと語っていた。

製造工場は、フル稼働で生産しているというが、不足が解消されるかは不透明。

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