拉致問題で金正恩委員長、「解決済み」立場に言及せず

06/13 20:39
米朝首脳会談に関して、安倍首相は13日、金正恩(キム・ジョンウン)委員長がトランプ大統領に対し、拉致問題は「解決済み」とする、北朝鮮のこれまでの立場に言及しなかったことを自民党幹部に伝えた。

自民党・萩生田幹事長代行は、「金委員長は今まで、この問題は解決済みだと公の席で言ってきましたけれども、そういう反応がなかったということは、大きな前進だと思います」と述べた。

13日、安倍首相と会談した自民党の萩生田幹事長代行が明らかにした話では、12日の米朝首脳会談の中で、トランプ大統領から拉致問題について提起された金正恩氏は、拉致問題は「解決済み」とする、これまでの立場に言及しなかったという。

一方、菅官房長官は、米朝会談の結果を受け、拉致問題を進展させる環境を整えたうえで、日朝首脳会談を開催し、解決をはかりたい考えを強調した。

菅官房長官は、「日本の首相が直接、北朝鮮の委員長と会談をして、物事を進めていく、そのように考えています」と述べた。

さらに菅長官は、トランプ氏が北朝鮮の非核化の費用を日韓両政府に負担させる考えを示したことについて、「非核化が進み、IAEA(国際原子力機関)が検証活動を再開する際は、初期コストを支援する用意がある」と述べた。

また、小野寺防衛相は、トランプ氏が米韓軍事演習の中止や将来的な在韓米軍の縮小に言及したことについて、「米韓演習、在韓米軍を含め、東アジアの安全保障に重要な役割を持っている」と述べ、懸念を示した。

立憲民主党・福山幹事長は、「またもや北朝鮮は、時間稼ぎをできるような状況になったのではないかと非常に懸念している」と述べた。

一方、野党側は、非核化の具体的なプロセスが共同声明に明記されなかったことへの懸念を強めていて、国会で、安倍首相が出席しての外交に関する集中審議を開くよう、自民党に求めた。

公式Facebook 番組からのメッセージ

FNN
FNNプライムニュースデイズ
FNNプライムニュースイブニング