「素晴らしい進展」は本当か? “米朝”非核化を検証

06/13 17:50
12日の米朝会談を受け、トランプ大統領は焦点の非核化について、素晴らしい進展があったとツイートしました。
はたして、そうなのでしょうか? 徹底検証します。

北朝鮮、労働新聞の13日の紙面を飾っていたのは、史上初の米朝首脳会談を大々的に報じた、33枚にも及ぶ写真。

満面の笑みを浮かべ、アメリカ・トランプ大統領と接する北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)委員長。

世紀の会談における最大の焦点だった朝鮮半島の非核化について、北朝鮮メディアは、「朝米首脳は“朝鮮半島の平和と安定、朝鮮半島の非核化を達成していく過程で、段階別、同時行動の原則を順守することが重要だ”との認識で一致した」と報じた。

北朝鮮が以前から主張していた、段階的な非核化をアメリカも認めたとも受けとれる内容。
12日の共同声明や、トランプ大統領の会見では触れられていない。

今回の会談後、ホワイトハウスは、およそ4分間の動画を公開した。
数字のカウントダウンとともに、北朝鮮のミサイル発射場面が逆再生されて発射前に戻るというこの映像。
地球の未来が米朝首脳の決断にかかっているという内容で、12日に行われたトランプ大統領の会見直前にも会見場で公開された。

トランプ大統領は、「今、ご覧になった映像は、金委員長と代表団に手渡しました。金委員長は気に入ったようだ」と述べた。

非核化に向け、共に歩む姿勢をアピールしたとみられるトランプ大統領。

会見では、北朝鮮が示した態度を高く評価した。

トランプ大統領は、「金委員長は『北朝鮮は、すでに主なミサイルエンジンの試験場を破壊している』と言った。これは大きなことだ」と述べた。

はたして、北朝鮮にある核施設の完全なる廃棄は本当に可能なのか。
そこに至るには、険しい道が待ち受けている。

アメリカの研究機関が公開した、北朝鮮の主な核施設の場所を示した地図。
これだけの施設の廃棄には、相当な時間が。

また、北朝鮮メディアは、トランプ大統領が金委員長の要求に応じ、対話が続く間は、米韓合同軍事演習を中止すると表明したと報道。

結局、共同声明では、北朝鮮の非核化の時期やそれを検証する具体策は明記されなかった。

会談結果について、世界の反応は。

中国外務省は、「会談そのものが重大かつ積極的な意義があり、新たな歴史を作った。中国は、これに歓迎と支持を表明する」と述べた。

フランス政府の報道官は、「数週間前にツイッターで侮辱し合った人物同士が話し合いをしたのは、喜ばしいことだ」と述べた。

一方、アメリカでは、批判的な見方が圧倒的。

ニューヨーク・タイムズ電子版は、「共同声明は、(米朝関係が)大きく変わることを約束しているが、詳細は不明だ」と報じた。

アメリカ民主党のブルーメンソール上院議員は、「(非核化への)枠組みがあいまいだ。希望をもたらしただろうが、信頼はほとんどない」と述べた。

金委員長がシンガポールを出国する際の写真。
側近を従え、政府要人と握手を交わすその表情には、満足げな笑みが。

そこには、得られた成果の大きさがにじんでいるようにも見える。

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