新デザイン生んだ「感性工学」とは 「午後の紅茶」がリニューアル

06/13 01:00
ボトルデザインをリニューアル。
キーワードは、「人間の感性」。

飲料メーカーのキリンビバレッジは12日、3年ぶりに「午後の紅茶」シリーズをリニューアルした。
味が進化したのはもちろんだが、注目すべきは、クリスタルのような斜めのカットが入った新たなボトルデザイン。

キリンパッケージング技術研究所・田中 いくみ氏は、「お客様が感じる感性を正確に、さらに緻密にボトルの形状デザインのデータとひもづけて設計に生かしていきたいなと、開発を始めました」と話した。

このデザインに用いられたのは、「感性工学」という手法。
今、ものづくりのキーワードになっている。

信州大学繊維学部・上條正義教授は「もともとのモノをつくるというのは、人間のためにつくるわけですから、人から見たときのモノづくりの仕組みを考えようというのが感性工学。人が感じていること、そのものをより見える化して、それを製品の開発に転換して生かしていく」と話した。

すでに、わたしたちの身の回りにも、感性工学に基づいたものが存在している。

上條教授は「シャワーの浴び心地に関して、分析されて、粒にして皮膚に当てることによって、浴び心地が悪くならないで、なおかつ節水になるというものを実現されて、販売されているメーカーさんもいる」と話した。

このほかにも、色や使用する繊維素材などを細かく変更し、より着心地のいい服の開発にも、感性工学は用いられている。

実際、「午後の紅茶」の新デザインは、紅茶自体の透明さをいかにきれいに消費者に見せられるかにこだわり、0.1mm単位でカッティングの深さを調整したという。

なんとなく感じてはいるものの、明確に表現できない感性を、商品開発に生かすための感性工学。
まだ新しい研究分野だが、今後は、より多くの消費者目線に立つ、商品開発に生かされていくかもしれない。

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