トランプ氏「新しい歴史作った」 注目の非核化は...

06/12 18:42
12日午後、米朝首脳会談を終えたアメリカのトランプ大統領が会見を行った。

トランプ大統領は、「皆さん、ありがとうございます。感謝いたします。帰国の準備をしていますが、この24時間、すばらしいものでした。実際には、この3カ月は大変なものであり、準備にしばらくかかりました。今ご覧になったテープは、金委員長と代表団にお渡ししたものです。韓国と中国という国は、素晴らしい可能性がある国です。(金委員長は)それを理解しているため、正しい方向へ行きたいと願っている」、「世界中の人に向けて会見できることを光栄に思う。本日は、北朝鮮の金委員長との歴史的なサミットに続き、大変集中した時間を共に過ごすことができた。すでに皆さんの手元には、署名された声明があると思います」などと語った。

史上初の米朝首脳会談を終え、午後5時すぎから記者会見を行ったトランプ大統領。
会談後に両首脳が署名した3つの共同声明の内容も明らかになった。

1つ目が、北朝鮮の体制保証。
2つ目が、新しい米朝関係樹立の推進。
そして3つ目が、北朝鮮は朝鮮半島の完全な非核化に向けて取り組むことを約束するというもの。

注目は、なんといっても、朝鮮半島の完全な非核化について。
これまでアメリカ側は、完全かつ検証可能で、不可逆的な核の廃棄を訴え、前日まで双方の主張が平行線をたどっているとみられていたが...。

トランプ大統領は、「安全保障と繁栄の輝かしい新しい時代を国民にもたらすリーダーとして、歴史に名を刻める、金委員長とわたしは先ほど、北朝鮮の完全なる非核化を約束する共同声明文に署名しました。また、その声明をできるだけ早く実行に移すために、精力的に交渉を続けることに合意しました。この合意をできるかぎり実現することにしました。金正恩委員長もそうしたいのです。これは過去とは違います。何も始めなかったために、何もなし得なかった政権とは違う」、「金委員長は、北朝鮮はすでに、主なミサイルエンジンの試験場を破壊していると言いました。これは署名された文書にはありません。これは署名したあとのことです。これは大きなことです。ミサイルエンジン試験場の破壊は、すぐに実現します。きょうがプロセスの始まりの日です。平和は何ものにもかえがたいものです。特にこのケースではそうです。何年も前にこうすべきでした。ずっと前に解決されるべきでした」と語った。

非核化について約束したと話すトランプ大統領。
しかし、記者から声明に「検証可能」で「不可逆的」という言葉がなかったことについて問われると…。

トランプ大統領は、「いやいや、そんなことはない。ちょっと文書を見てみましょう。非常に明快に書いてある。アメリカと北朝鮮の新しい関係が構築される。完全な非核化のために尽力すると話し合った、これがその文書です。多くの人が関係している。確固たる信頼を構築しなくてはいけない。ポンペオ国務長官は素晴らしい仕事をした。多くの人とともに、ほかの問題も進めていく。完全な非核化を朝鮮半島で行う。(それはアメリカがする? 国際組織がする?)どっちもです。それについて話し合いました」と述べた。

核廃棄について、トランプ大統領は、国際機関と協力して行うことを明言。

そして、日本が強く求めていた拉致問題解決について、トランプ大統領は、「拉致問題については、もちろん(出ました)。安倍首相にとって、非核化以外の問題では、彼の主要な問題で、その話題は確実に出た。共同声明には書かなかったが、なんとかしたいと思う。実際に強く話は出したし、長い時間を割いた。話は出たし、何かが起こるだろう」と述べた。

この会見を受け、午後6時前に、安倍首相が報道陣に語った。
安倍首相は、「拉致問題について、明確に提起していただいたことについて、トランプ大統領に感謝したいと思っています」と述べた。

今夜、シンガポールをあとにするとみられる金委員長。
はたして、米朝双方が共同声明の内容を今後、どう具体化していくのか。

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