袴田事件 東京高裁、再審認めず

06/11 15:48
52年前、静岡県で一家4人が殺害された「袴田事件」について、東京高裁は、裁判のやり直しを認めた地裁決定を取り消し、再審請求を退けた。

決定を受けた袴田 巌元被告(82)は、「再審が認められませんでした」と声をかけられると、「そんなことはない」と強く答えたという。

袴田 巌元被告は1966年、今の静岡市で、みそ会社の専務一家4人が殺害された事件で逮捕され、死刑が確定していたが、無罪を主張していた。

静岡地裁は、2014年に「衣類の血痕は袴田元被告のものといえない」とする弁護側のDNA鑑定などを根拠に、再審開始と袴田元被告の釈放を認める決定をして、検察側が即時抗告していた。

東京高裁は11日、「地裁が認めたDNA鑑定の手法は確立しておらず、科学的に信頼性が十分でない」という理由で決定を取り消し、再審請求を棄却した。

そのうえで、袴田元被告の健康状態などを考慮し、「決定が確定する前に刑の執行停止を取り消すのが相当とは言い難い」と示した。

弁護側は、特別抗告する見込みで、再審開始の判断は、最高裁に委ねられることになる。

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