アメフト「悪質タックル」で波紋 スポーツ庁に謝罪も

05/15 18:32
アメフトの伝統の1戦で起きた、悪質なラフプレーで、新たな動きがあった。

アメリカンフットボール協会・国吉 誠会長は、「スポーツ庁に対して、どう究明、そして、再発防止の観点でご報告をしてまいりました」と話した。

5月6日、関西学院大学と日本大学のアメリカンフットボールの試合のさなかに起きた危険なラフプレーに対し、15日、日本アメリカンフットボール協会はスポーツ庁を訪れ、今回の件について説明した。

国吉会長は、「長官の感じたことが、多くの方が感じたことだと思う。あり得ないプレーではないかなと思っています」と話した。

さらに、関東学生連盟は、日本大学が対戦を予定していた法政大学や東京大学、立教大学の3校との試合の中止を発表した。

アメリカンフットボールでは、司令塔のクオーターバックがパスを投げたあと、無防備な体勢の時にタックルすることは禁止されている。

その問題のプレーをとらえた映像では、青のユニホーム・関西学院大学の選手がパスを投げたあと、2秒以上がたったあとに、背後から日本大学の選手にタックルを受け、負傷交代した。
これは、非常に危険なプレー。

さらに、そのわずか40秒後には、交代して入ったクオーターバックが、またしても不要なタックルを受けた。
こちらも反則をとられた。

関西学院大学・小野 宏ディレクターは、「競技プレーとは全く関係ないところで、われわれの選手を傷つけることだけを目的に行った、意図的で極めて危険、かつ悪質な行為だと思っている」と話した。
関西学院大学・鳥内秀晃監督は、「全然見えていないところから、100kg近い人間が体当たりしてますので、交通事故のようなもの」と話した。

反則を繰り返していた選手は、53秒後にも接触した相手選手を突き飛ばし、結局、退場処分となった。
わずか1分30秒の間に行われた、3度の悪質プレー。

最初にタックルを受けた選手は、膝の軟骨損傷と腰椎棘間(きょくかん)損傷で、全治3週間と診断を受けた。

鳥内監督は、「長年指導者やってまして、あそこまでひどいプレーは初めて見ました。なぜ、ああいうプレーが起こったのかということを、原因究明してほしい」と話した。

今回の反則行為について、日本大学アメリカンフットボール部OBのフジテレビ社員は、「同期の中でも、『本当に危険なプレーで、あれはやっちゃいけない』と会話はあった。みんなたぶん、よくわかってないというか、何が原因かよくわからない」と話した。

日大OBも、反則行為に走る意図がわからないという。

日大アメフト部OBのフジテレビ社員は、「どんな相手でも全力を尽くして、最後の最後までしっかりとプレーをみんなでやり切るという、フェアプレー精神に基づいたチーム。昨年、27年ぶりに学生日本一になりました」と話した。

いったい、なぜこのような反則行為が行われたのか。

チームを率いる日大アメフト部の内田正人監督は、スポーツ紙の取材に対し、「力がないから、厳しくプレッシャーをかけている。あれぐらいやっていかないと勝てない。やらせているわたしの責任」と答えた。
反則行為を容認しているともとれる発言をしたとされている。

関西学院大学は、日本大学に対し、抗議文を提出。
その期限は、16日となっている。

波紋が広がる中、日本大学は、どのような対応をするのか。

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