熊本“復興菓子”の新データ戦略

04/14 01:19
ビジネスのαな感性に注目する「αism」。

熊本地震から、13日で丸2年。
復興に向けた新たな商品を、全く新しいアプローチで作った、ある菓子メーカーの挑戦に注目しました。


地震から2年、復興が進む熊本県。
県内でも、特に被害の大きかった、南阿蘇村にある菓子メーカー。
全く新しいアプローチで作られた、復興を願った新商品とは。

机の上に、クッキーの試作品と、パッケージのデザイン案が並べられ、意見が交わされている会議室。
商品開発の打ち合わせだが、新しいマーケティングの手法を使用しているという。

(株)データビークル代表取締役・油野達也社長は「販売時点情報(POSデータ)、何月何日に何が売れたというデータ。何が売れているかはわかるが、なぜ売れているかはわからない。そこに成分データをぶつけて、粒度が異なるものを合わせて分析していく」と話した。

スーパーやコンビニのレジなどで、商品が売れた際に蓄積される商品データ、通称「POSデータ」。
このデータを活用し、売れた商品から、そこに含まれる成分に注目した。

つまり、成分から売れる商品の傾向を分析する。

たとえば、今回は熊本地震からの復興にはずみをつける新商品の開発ということもあり、地元名産品であるイチゴの「熊紅」を使用。

商品はクッキーという条件に基づき、どんな商品が売れているかを分析した。

すると、まずイチゴの成分を含む製品の方が、含まない製品より高い価格で、年間を通して売れているデータ結果が導き出された。

いちご味が売れることが裏づけられた。

さらに、売れる傾向にある成分が明らかになった。

人気のクッキーには、豚肉成分のショートニングが入っていて、入っていないものと比べ、1.67倍売れていた。

このショートニングは、サクサク感を増すときに使われることが多く、売れ筋の食感まで、データから導き出された。

これまでにないアプローチで、新商品を開発することになった担当者は。

(株)古今堂 製造部・牛島栄男次長は「データ的なもので、これだけイチゴの商品は売れるということで、やってみようかなと。どういうふうになるか不安もあれば、ちょっと楽しみな部分もある」と話した。

現在は、ゴールデンウイーク明けの5月中旬をめどに発売を目指し、最終調整を行っているという。

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