8,700万人分の個人情報が...流出でFB謝罪

04/11 19:21
世界で21億人が利用するフェイスブックで、今、情報の流出が問題となっている。
日常生活が丸見えとなる恐ろしい実態が明らかになった。

アメリカの議事堂前に、ずらりと並んだ人型パネル。
抗議の意味を込めて置かれたパネルの人物は、フェイスブックの創業者・ザッカーバーグCEO。

深刻化している個人情報流出問題を受け、アメリカ議会上院で証言に立った。

議員「あなたは、昨晩泊まったホテルの名前を私たちに教えても平気ですか?」
ザッカーバーグCEO「あー...ええと、だめです」

ザッカーバーグ氏は、アメリカ「フォーブス」誌の世界長者番付で、第5位のIT長者。

妻のチャンさんとの間に2人の子を持つパパでもあり、普段は、ラフなTシャツ姿だが、議会では、ダークスーツ姿で謝罪の言葉を繰り返した。

ザッカーバーグCEOは、「われわれは、責任に対する認識が甘かった。大きな過ちであり、謝罪する」と述べた。

今回の問題では、イギリスの大学教授がアプリを介して抜き取った8,700万人分もの個人情報をデータ分析会社に売却。

そのうち、日本で影響を受けた可能性がある人数も、10万人に及ぶ。

さらに、流出した情報は、2016年のアメリカ大統領選挙で、トランプ陣営の選挙対策に利用されたとも報じられている。

世界で21億人が利用しているフェイスブックに潜むリスクを専門家に聞いた。

サイバー問題にくわしい、ジャーナリスト・山田敏弘氏は、「例えば電話番号、どこでログインしたか、どこで写真を撮り、“いいね”したか。週末何をした、こういうものが好き、おいしいものを食べた、そういう情報全てが集約」と話した。

山田氏によると、フェイスブックと連携するアプリの中には、情報収集を目的とするものが存在。
その利用規約に同意すると、フェイスブック上のあらゆる個人情報が、知らないうちに抜き取られてしまうことがあると指摘する。

山田氏は、「広告を打ちたい人は、個人情報が、のどから手が出るほど欲しい。例えばある特定のバッグが好きで、そればかりチェックしていると、その情報が使われて、そういう広告が出るようになる。個人情報を集めたものを広告として売って、(SNS側は)もうけるというビジネスモデル」と話した。

個人情報を利用した広告の市場規模は、今や世界で年間20兆円ともいわれ、多くのSNSの収益源。
しかし、注意も必要となる。

山田氏は、「相手に情報を与えるということは、どこかで使われる可能性がある。便利な分、リスクがつきまとうと認識しておく必要がある」と話した。

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