“加計”新設いつ知った? うその答弁? 首相を追及

04/11 19:00
加計学園をめぐる新たな疑惑。安倍首相が、獣医学部開設の計画をいつ知ったのか。その時期をめぐって、過去の答弁の信ぴょう性が問われる事態となっている。

安倍首相は当初、計画を知った時期を「2017年1月20日だった」と答弁している。
これは、加計学園の国家戦略特区の新設が承認された日。

ところが、10日存在が明らかになった、愛媛県の職員が作成した2015年4月2日のメモには、安倍首相と加計理事長が会食した際、下村文科相が「加計学園は、課題への回答もなくてけしからん」と言っているとの発言があったという記述があった。

つまり、この日よりも2年ほど前の2015年4月2日には、すでに安倍首相は、開設の計画を知っていた可能性が浮上している。
これを受けて、11日の国会は、大荒れの展開となった。

「大荒れ」となった11日の国会。

自民・小泉筆頭副幹事長は、「柳瀬さん(元首相秘書官)は『記憶のかぎりでは会ってない』と。普通、『記憶のかぎりでは』って注釈をつけなきゃいけないんだったら、『会ってはいない』って言い切ることができるはずないじゃないですか。ちょっと考えられないですね」と述べた。

小泉氏いわく、「考えられない事態」となっている、加計学園をめぐる問題。

国会では11日、「本件は首相案件」などと記録されていた、愛媛県職員による当時の柳瀬首相秘書官との面会メモについて、立憲民主党の枝野代表らが、安倍首相を追及した。

立憲民主・枝野代表「(愛媛県職員が)間違ったことを書いているのか、柳瀬元秘書官がうそをついているのか、どっちか1つに決まっているじゃないですか。違いますか! 委員長!」

安倍首相「部下である、わたしは柳瀬、当時の秘書官を信頼している」

立憲民主・枝野代表「2人並べて、ここで話を聞くしかないじゃないですか」

もう1つの焦点が、安倍首相が、加計学園による獣医学部の新設をいつ知ったのかという点。

愛媛県作成のメモには、安倍首相と30年来の友人である加計理事長が会食した際、当時の下村文部科学相の「加計学園は課題への回答もなく、けしからんという発言が話題になった」と記録されていた。

これが、仮に事実であった場合、安倍首相は2017年、うその答弁をしていた可能性が浮上するが...。
自民・下村元文科相は、「非常に驚いたし、迷惑です。けしからんと発言したことは、全くありません」と、当の本人は発言を否定。

しかし、気になることが1つある。

首相官邸で、愛媛県の職員と柳瀬氏の面会があったとされているのは、2015年4月2日午後3時。

その同じ日の午後3時35分。
総理動静によると、下村氏が、文科事務次官とともに官邸を訪れていた。
理由はわかっていない。

2017年6月16日、社民党の福島副党首が、「加計 孝太郎さんが今治市に獣医学部をつくりたいというのは、いつから知っていましたか?」とただすと、安倍首相は、「国家戦略特区に申請すれば、わたしの知り得るところになるということでございます」と述べていた。

安倍首相は当初、2015年6月4日の申請の時点で知ることとなったと答弁していた。

ところが、そのおよそ1カ月後...。

安倍首相は「少しわたしも混同があったことは、おわびをしなければならない」、「申請を決定する段階であり、それは1月20日であったということ」と、知った時期を当初より1年半もずらし、2017年1月20日と修正した。

そして、11日の国会で、安倍首相は「まずは、わたしは、今治市が獣医学部新設を提案していることを知った、1月20日に諮問会議で認定することになり、その際、わたしは初めて加計学園の計画について承認した」、「すみません、承知をしたところでございます」と、今治市から提案があったことを知っていたものの、それが加計学園だったことは、2017年の1月20日に知ったと、あらためて説明した。

渦中の1人となった柳瀬氏については、与党内でも、国会招致を視野に検討する動きが出ている。

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