15時間超カンヅメ状態 なぜ救助せず?

01/12 18:12
乗客は、なぜ15時間以上も、電車内に閉じ込められたままだったのか。
立ち往生した電車の車内で、「除雪が終わり次第、この列車、発車することになりますので、大変恐れ入りますが、今しばらくお待ちください」と説明があった。
混雑した車内、トイレには大行列ができていた。
電車に閉じ込められた乗客は「もう、中がピリピリしてまして、夕方の帰宅ラッシュの時間帯で混んでいたこともあって、立ちっぱなしの人は本当に貧乏揺すりがすごくて、いつ、けんかになっても、おかしくない状況」と話した。
最強寒波の影響で11日夜、新潟・三条市で15時間以上に及び、列車が立ち往生。
およそ430人の乗客が取り残され、列車の中で一夜を過ごした。
体調不良を訴え、運び出された乗客は5人。
電車に閉じ込められた乗客は「きょう、実は大会なんで。剣道です」、「時間ばっかり過ぎるので、不安でした」などと話した。
乗客は、なぜ15時間以上もの間、車外に出られなかったのか。
列車が立ち往生した11日午後7時前、新潟駅から長岡駅に向かっていたJR信越線の普通列車に、突然、異変が起きた。
電車に閉じ込められた乗客は「急ブレーキというわけではなくて、だんだんスピードが落ちていって、最後には止まって、『除雪始めます』みたいな」と話した。
列車が停止した理由について、JR東日本新潟支社は「大量の降雪のため、本来は雪をかき分けて進むところ、雪の量が多すぎて圧力が大きく、前に進まない状況になりました」と説明した。
新潟市内の、この時期の平年の積雪は、およそ7cmだが、11日から12日朝にかけて、その11倍以上の80cmの積雪が。
過去まれに見る、記録的な大雪となった。
さらに、この記録的な大雪の影響で、除雪車の到着が大幅に遅れたことも、復旧の遅れにつながったという。
帰宅ラッシュの時間帯だったこともあり、乗客は多く、中には立ったまま、一夜を過ごした人も。
その場で、車外に降ろすことはできなかったのか。
列車が停止した場所は、2つの駅の間の水田地帯。
周囲には、街灯もほとんどない。
地元のタクシー会社によると、11日は、近くで事故があり、渋滞が発生していたほか、細い道の除雪がされていなかったため、現場に近づくのは難しい状態だったという。
実際に、空からの映像を見てみると、あたり一面は雪に覆われ、近くを流れる川のほかには、わずかなわだちが見える程度。
また、最寄りの東光寺駅は無人駅のため、トイレもあり、暖房の効いた車内で待機する方が安全だと判断したという。
JR東日本新潟支社は「現場は、田んぼの中で側溝などもあり、ふぶいていた中で乗客を外に出すと危険なため、車内で待機してもらうことにした」と説明した。
午前9時半ごろに、ようやく除雪車が到着。
そして、午前10時26分。
およそ15時間半ぶりに、列車は動き始めた。
乗客は「長時間疲れました」、「やっと降りられて、ちょっとホッとした感じ」、「最初、自分は(席に)座ってなかったが、座っている人が代わってくれたりして、いい雰囲気で乗り越えられた」などと話した。
JR東日本新潟支社は、「立ち往生したいきさつなどについて、十分調べて、対応策を考えたい」とコメントしている。 (新潟総合テレビ)

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