2018自民党総裁選の行方 東京五輪時の首相は誰?

01/12 13:45
2018年の注目のニュースが分かる取材部リポート。12日は、1999年の小渕首相時代の総裁選と同じ、現職首相への挑戦になる可能性が高い2018年の総裁選。その行方について、政治部の高田圭太デスクが解説します。

街の人からは「変な人になるくらいなら安倍さんで」、「もっといい人がというのは常にありますけど」などの声が聞かれた。
2018年最大の政局のヤマ場、秋の自民党総裁選挙。
勝利すれば、歴代一の超長期政権の権利を手にする安倍首相に、総裁選で挑む可能性があるのが、人気の高い石破 茂元幹事長、女性初の首相を目指す野田聖子総務相、名門派閥を率いる岸田文雄政調会長、将来の首相を目指すと公言する河野太郎外相。
小泉 進次郎氏が誰を支持するのかも鍵を握る中、石破元幹事長や野田総務相は、総裁選を通じ、安倍首相と政策論争をしたい意向を示している。
しかし、総裁選は論争の場であると同時に、政治生命をかけて臨む戦場。
過去には、こんな戦いが...。
1999年の小渕首相時代の総裁選では、加藤紘一元幹事長が「さわやかな政策論争」をしたいと挑戦した。
しかし、小渕首相サイドは、この出馬を「さわやかな総裁選なんてない」と、厳しく批判。
小渕首相は、激しい選挙戦を展開して勝利したあと、加藤元幹事長に「君は僕を追い落とそうとしたじゃないか」と告げて冷遇。
加藤元幹事長は、失脚への道を歩んだ。
あの時と同じ、現職首相への挑戦になる可能性が高い2018年の総裁選、その行方はいかに?

(総裁選はどうなる?)
現時点で、安倍首相と石破元幹事長、野田総務相が出馬に前向き。そして、岸田政調会長は、加藤元幹事長の派閥に属していたこともあり、現職首相と戦って負けるのは避けたいということもあり、「出馬はしたいんだけど情勢を見極める」という状況。
そして河野外相は、現時点、慎重姿勢で、安倍首相が出馬すれば、議員票を堅く持っているために、有利ということは間違いないとみられる。

(安倍首相以外の人に、勝機があるとすれば何か?)
自民党の総裁選は、国会議員票と党員票で争われるが、この党員票について安倍首相は警戒している。
2012年の総裁選では、安倍首相よりも石破元幹事長の方が、2倍近くの党員票を獲得していた(安倍首相87票・石破氏165票)。
石破元幹事長は、今回も憲法や経済などの論争でアピールして、党員票で圧倒したい考え。
ただ今回は、安倍首相も党員票は強いのではないかという見方はある。
2017年8月のFNN世論調査で、「首相にふさわしい人」について聞いたところ、石破元幹事長の方が上回っているように見える(安倍首相22.6%・石破氏23%)が、自民党支持層だけで見ると、安倍首相が圧倒している(安倍首相自民支持層43.6%・石破氏自民支持層17.6%)。
そしてもう1点、安倍首相としては、自らの批判票を分散させるためにも、石破元幹事長との一騎打ちは避けたいという状況で、野田総務相たちが出ればそれが分散できるため、安倍首相サイドは、野田総務相たちの出馬を後押ししているんではないかという見方もある。
ただ今後、安倍首相が新たな政権スキャンダルに見舞われたり、北朝鮮や憲法改正での対応を誤ると、波乱の総裁選になる可能性もある。

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