撮影日 : 2011年3月11日
場所 : 宮城県 柴田郡 村田町
宮城県の村田町にて、地震発生の瞬間を捉えた映像。震度5強。
村田町の大沼酒造の取材直前、14時46分頃駐車場で激しい揺れを感知。
建物、車、電柱・電線、街灯...、周囲すべての物がグラグラ揺れる。
次の瞬間、さらに強い揺れが襲い、ガシャガシャ、ギシギシ...と、物が壊れたり、きしむような大騒音が響きだす。
目前の青果店2階の窓もサッシごと落下。丈夫な鉄柱にくくられた銀行の看板も激しく揺れている。
通りの向こうは土ぼこりが立ち込め、屋外で逃げ惑う人々や道端に腰をつき、動けなくなった人もいる。
揺れが静まり、騒然とする町内。屋外で、近隣の人々と互いの無事を確認しあうような姿があちこちに見られる。
歴史を感じさせる木造や土蔵の古い建築物の多い村田町。
倒れて滅茶苦茶に砕けたガラス戸、ゆがんだ店舗のシャッター、崩れ落ちた土蔵の壁...。
大地震の爪痕が、はっきりと、いたるところであらわになっている。
何度となく繰り返す余震の中、恐怖心すら癒えないまま、現地に居合わせた仙台放送の取材陣が、現地の被害状況や住民たちの声など、克明なレポートを試みる。
[映像中に登場するレポーターは、仙台放送 菅原知江 ディレクター]